ゆーてぃの妹が好きな僕【Yuri.C】 (ページ27)

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ゆーてぃの妹 #27 ページ27

＜侑李side＞

ゆーてぃの家に向かっているとき、
Aの話を聞いた。

裕翔「俺のせいでAは
普通の学校生活を送れないんだ。」

ゆーてぃの目は申し訳ないって
言ってるようだった。

裕翔「知念のおかげでAは明るくなった。
ありがとう。」

「じゃあなんでさっきため息ついてたの。」

裕翔「Aが部屋から出てこなくなっちゃって。」

「僕のせいだ。」

気づいたら口にしてた言葉。

「僕がチケットなんか渡したから....」

裕翔「Aは嬉しかったと思うよ。」

言ってないのに。
彼は分かってたように呟いた。

そして、1枚の写真を取り出した。

そこには僕たちのライブのグッズを持って
ニコニコ笑ってるAが写ってた。

裕翔「本当は普通に応援してくれてんの、
でも色々あったからさ。

知念のせいじゃない。」

そう言ってへらっと笑った。

裕翔「俺もさ、
知念と同じことしたことあるんだ。」

その時も来なかった。

裕翔「理由を聞くことは出来なくてさ。」

彼には罪悪感があったから。