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松村くんと手を繋いだ事が忘れられなくて、何となくぽわぽわしたまま時が過ぎて11月前半。

松村くんは何事も無かったかのように話しかけてくるけど、こっちは話しかけられるとキョドっちゃう。

そんな毎日に美波が変に思ったのか、塾の帰り道恐る恐る聞いてきた。




美波「ねぇ、…最近のA、どうしたの?」

『え、なにが?』

美波「ずっと松村くんのこと目で追ってる」

『え、!』

美波「…好きなの?」

『え、いや、え?え?え?』




なんでバレてるのってちょっと焦る。




美波「最近のAは、松村くんに恋してる顔してる」

『…恋、』




そう言葉にしてみると胸が異様に締め付けられた。

こんな胸の痛み知らない。

息が出来なくなるような、苦しさ。





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次の月曜日、朝はバラバラに登校してるから教室でおはようを言い合う私と美波。




美波「おはよ、ねぇ聞いてよ」

『ん?』

美波「昨日お兄ちゃんとドラマ見てたんだけど、それがすんごいキュンキュンして」

『なんのドラマ?』

美波「昔の韓国ドラマなんだけど、翔太くんがお兄ちゃんと辰哉くんにオススメしてたらしいからそのうち辰哉くんにまわると思うよ」

『まじか、楽しみ』

美波「でね、そのドラマがやばくて」

『え、ネタバレ辞めてよ?』

美波「大丈夫大丈夫!あらすじ言うだけ!」

『それは気になる。どんな内容なの?』

美波「幼なじみの両片思い男女がいて、女の子が引越しを理由に離れ離れになっちゃうの。で、再会するんだけど女の子は忘れてて。男の子が言うんだよ。俺はいつかこの恋が冷めるまで、お前のこと好きでい続けるって」

『ねぇ結末言ってるようなもんじゃん』

美波「違うの!この後色々あってまた離れ離れになっちゃうの!その流れが泣けるからほんっとに見て欲しい。お兄ちゃんと号泣しながら見てたもん」

『照くんが泣くってことは相当だね』

美波「そうなの!言われてみたいなぁ…いつかこの恋が冷めるまで、好きだよって」

『…ね。言われてみたいし…そんな恋あったら幸せだろうなぁ』





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設定タグ:松村北斗 , SixTONES , SnowMan   
作品ジャンル:恋愛
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つばさ(プロフ) - 今、こういった低評価で悩まされてる作者様が増えています。とても面白いのであまり気にせず更新して欲しいです。ちなみに7つめの原石…も読ませて貰ってます!七瀬様のペースでご無理なく! (2021年9月3日 16時) (レス) id: a84a28701a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七瀬 | 作成日時:2021年9月3日 0時

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