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嘘、1時間くらい話してたのかってびっくり。
松村くん、ちゃんと帰れてるかな。お腹すいてるよね。申し訳ないことしちゃった…
岩本｢で、今の彼氏？｣
『彼氏じゃないよ！』
岩本｢あれか、好きな人？｣
『うぇ？！？！』
岩本｢…ビンゴか。ふっかが知ったら落ち込むな笑｣
『なんでそこでお兄ちゃん出てくるの…』
岩本｢まぁふっかだし。…あ、そう言えばチョコありがとな｣
『チョコ？』
岩本｢ほら、美波にチョコくれただろ？嬉しそうに俺にもくれたから一緒に食べたよ｣
そっかって嬉しくなる。よかった。
深澤｢あ！A！照！！！｣
ガチャリと家のドアが空いて顔を覗かせたのはお兄ちゃんで。
深澤｢遅いじゃん。こんな時間までなにやってんの？｣
『遅くなってごめんなさい。学校で課題残ってやってたの』
深澤｢え、一人で帰ってきたの？｣
『ううん、同じクラスの人が送ってくれたよ』
深澤｢…男か｣
『…まぁ？』
そう言うと玄関のドアにすがりついて俺のAが…なんて呟き始めたお兄ちゃん。
岩本｢ほらね？｣
『…あの人怖い』
岩本｢てか、ちょっと聞いちゃったけど、明日出かけんの？｣
『あ、うん。放課後本屋さんに行こうって』
岩本｢遂にAに春が来たか…｣
ニヤニヤしてる照くんをちょっと睨む。
｢あれ、なにやってんの？｣
『あ！翔太くん！！！！』
お兄ちゃん達の、中学になってからの友達。
中学に上がると同時にこっちに引っ越してきたもう1人のお隣さん。
渡辺翔太くん。
岩本｢おお、翔太、久しぶり｣
渡辺｢久しぶり。…まぁ同じ学校なのにクラス違うからあんま会わねぇしな…って、ふっかはなんで玄関と向き合ってんの？｣
岩本｢Aに春が来て落ち込んでんの｣
渡辺｢え、Aに春来たの？｣
『ちょっと、』
岩本｢明日デートなんだって｣
渡辺｢へぇ…あ、そうだ、お前化粧とかしたことある？｣
『え、無いけど』
中学生だし、そんなの持ってないしした事ないよ。
渡辺｢翔音に頼んで化粧してもらおうぜ。｣
『え、翔音(しおん)ちゃんに？！』
翔音ちゃんって言うのは、翔太くんの双子の妹のこと。
すっごく綺麗で高校生なのに美容の学校行ったの。
翔太くんも一緒の化粧水とか美容液使ってるらしくて2人ともお肌が綺麗なの。
しかも2人ともめちゃくちゃ仲がいいんだ。
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つばさ(プロフ) - 今、こういった低評価で悩まされてる作者様が増えています。とても面白いのであまり気にせず更新して欲しいです。ちなみに７つめの原石…も読ませて貰ってます！七瀬様のペースでご無理なく！ (2021年9月3日 16時) (
レス) id: a84a28701a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬
| 作成日時：2021年9月3日 0時
