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2年生、冬。
クリスマスの約2週間前、そのカップルが別れたって噂が流れた。
それからすぐ、2階にいる彼女はよく1組に来ていた。新しい彼氏が出来たらしい。
それはほぼ毎日で、1組の人と話す時はものすごく笑顔で、どこか清々しそうだった。
彼氏の方は3日に1回、休むようになった。
周りはまるで腫れ物に触れるかのような扱いをしてて、見てて苦しくなったのを今でも覚えてる。
無理矢理笑う彼の横顔を見るだけで、悲しくなった。
クリスマスの放課後、忘れ物をして教室に戻ると1人窓際に立って泣いている彼を見つけてしまった。
苦しそうで、少し開いた窓から聞こえたのは彼女さんの楽しそうな声。
切なそうで、苦しそうで、なんだか消えてしまいそうで、今にも叫び出しそうで。
こっちまで泣きそうだったのを覚えている。
3年生、春。
クラス替えで、またその人と同じクラスになった。
席もまた前後。
その頃には少し笑顔が戻った彼は、男友達と笑い合うことが増えていた。
女の子とは、話しかけられても俯いて関わろうともしていなかったけど。
だけど何故か、よく目が合っていた。話したことは、なかったけど。
3年生、梅雨。
9月にある修学旅行のくじ引きで、同じ班になった。
そう。修学旅行で全てが大きく変わったの。
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つばさ(プロフ) - 今、こういった低評価で悩まされてる作者様が増えています。とても面白いのであまり気にせず更新して欲しいです。ちなみに７つめの原石…も読ませて貰ってます！七瀬様のペースでご無理なく！ (2021年9月3日 16時) (
レス) id: a84a28701a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬
| 作成日時：2021年9月3日 0時
