Deepな恋！Part3 (ページ23)

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夢？ページ23

SIDE：綾野

まさか、Aちゃんが俺を好いてくれているなんて夢みたいで、自分のほっぺをつまむ。

『何してるの？(笑)』

綾野「いや、幸せすぎて夢じゃないかと思ったんだけど、ちゃんと痛い。(笑)」

『ふふっ。(笑) 剛さんが幸せでいてくれたらいいなぁって思ってたのに、これからも会えるんだね... 剛さんみたいな素敵な人が恋人なんて夢みたい。(笑)』

そんなこと言ってもらえるなんて思ってなくて、顔に熱が集まるのをなんとか誤魔化す。

綾野「そうやって喜ばせるようなこと言う～。(笑)」

『本心だもん。(笑)』

綾野「ははっ。(笑) 本当はね、俺の想い伝えてAちゃんのこと困らせたらどうしようって思ったりもしたんだけど... 今日の撮影したら気持ち抑えられなかった。」

『ふふっ。(笑) ...これって徳尾さん達にも報告した方がいいかな？』

綾野「そのことなんだけどさ、俺はファンにも関係者の方々にもちゃんと報告したいと思ってる。 ...でも、Aちゃんの気持ちも大事にしたいからどうしたいか教えてほしい。」

気が早いと言われるかもしれないけど、俺はこの先もAちゃん以外は考えられない。

でも、Aちゃんはまだ若いし俺の意見を押し付けたくなくて、Aちゃんの言葉を待つ。

『私も剛さんと同じ。ファンの人に隠し事はしたくないし、悪いことしてるわけじゃないからコソコソしたくないかな。(笑)』

綾野「ありがとう...。まあ、こればっかりは俺たちだけで決められない部分でもあるから、お互い事務所に相談しよっか。それで問題なければ、徳尾さん達にも報告しよ？」

『うん。(笑)』

時計を見るとAちゃんを連れ出してから30分程が経っていた。