☆.°６８ ページ8
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今の時間は18時半前
嵐が収録に行って2時間近く経つ
ここを出てタクシー捕まえて…空港に着いたら…
・
雅紀「んぁれ、どこ行くの」
「あ…」
楽屋を出たら、運悪く5人と鉢合わせた
・
「帰ろうかな…と」
雅紀「俺たちも終わったから送ってくよ？」
「…嬉しいんだけど…、寄る場所があるから」
雅紀「ならそこまで送るよ。どこ行くの？」
「羽田…です」
智「空港行くの？」
「はい」
翔「………、リョウタか？」
「…うん」
翔「相葉くんいいよ。俺が送ってく」
ﾎﾟｶﾝとしてる四人をよそに、翔くんがさっさと帰り支度を始めた
相葉くんはマネージャーさんの車だけど、翔くんは今日自分の車で来てるから
そういう理由なのかな
・
翔「じゃ、お疲れ」
「失礼します」
ﾍﾟｺﾘと頭を下げて四人に背中を向ける
車の後部座席に乗り込んで、翔くんが運転をする後ろ姿をジッと眺めた
・
「何で教えてくれなかったの」
翔「…」
「…翔くんっ」
翔「…」
怒らせるようなことしてないよね？
無防備にしてたことを怒ってるの…？
・
静かな車内
ちょっと気まずくなって移動時間が長く感じる
・
「リョウタっ！」
リョウタ「…おまっ、」
翔くんに “ありがと”って聞こえるか分からない声で言って
空港の中をｷｮﾛｷｮﾛすると旅行カバンを転がしてるリョウタの後ろ姿を見つけた
・
リョウタ「…よっ、風邪はもういいのか？」
「しんどかったらこんなとこ来ないわよ」
リョウタ「相変わらず口数減らねぇな」
いつもの感じで喋る彼がなんだか懐かしくて
気を遣わないでいられるこの空間が無くなると思ったら
「…っ、頑張んなさいよ！」
自然に涙がこぼれた
・
リョウタ「6年間ありがとな」
「…ｸﾞｽﾞｯ」
リョウタ「お前と働けてクソ楽しかったわ」
「クソって使わないで」
リョウタ「…じゃあな。翔くんと上手くやれよ」
「…」
リョウタ「ウザい位一途なんだから。諦めんじゃねぇぞ」
・
飛行機のアナウンスが流れた
唯一の仕事仲間が、搭乗口の向こうへ消えて行った
・
リョウタがいたから仕事頑張れてたとこもあるのに
これからどうしよう
お店…畳んじゃおうかな
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ルイ - 胸が締め付けられてすごく切なくなって涙がでてきました。これからも頑張ってください (2015年2月7日 11時) (
レス) id: d9ccb59bc0 (このIDを非表示/違反報告)
由宇 - でも、俺には大野さんがいるから。と、大野さん、潤くん、ニノの3人の楽屋で浮気だ。って言って潤くんにベタベタしてた大野さんが主人公ちゃんと連絡とらなくなったら、すぐにニノのとこに戻っちゃう姿にクスッと笑みがこぼれました。 (2014年12月26日 4時) (レス) id: a09ceb8324 (このIDを非表示/違反報告)
由宇 - 翔くんズルいわ。もう最初から私はニノを好きになってましたわ。最後ちゅーしたのに翔くんがきて。ニノが去る場面もう心臓がキューっと締め付けられるくらいせつなくて。 (2014年12月26日 4時) (レス) id: a09ceb8324 (このIDを非表示/違反報告)
松井あにさ - 昔この小説見てて、今久々に見てもうテンション相葉ですよも〜（笑）続編希望です! (2014年8月30日 12時) (レス) id: 749be20760 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 映画のように見ている。台湾人ですから、ちょっと日本語でうまくできないからすみません！でも読んで本当にたんのしいです！泣くそう〜〜 (2014年8月14日 18時) (レス) id: bf56226879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりざべす
| 作成日時：2014年4月22日 20時
