Give Me! ３ Kazu ページ31
・
Aさんの瞳がユラユラしてる
俺の言葉に心が揺れた証拠
・
和「ﾁｭｰもｷﾞｭｰも好きなだけしてあげるのに」
「しょ…くんにしてもらいたい…もん」
和「俺のこと “も”好きなんでしょ？」
「そ…れは…っ、その…」
視線が彷徨いて頬を赤く染める
そうだよな…
翔ちゃんの好きとは違うんだもんな
“友達として好き”なんでしょ
俺ら友達かどうかも定かじゃねぇけど
・
和「ﾁｭｰしよ、っておねだりすればいいじゃん」
「出来ないよ…」
和「恥ずかしい？」
「…、うん」
ｺｸｺｸ頷くAさんのほっぺはさっきと比較にならないくらい赤くなって
揺れる髪の毛からシャンプーのいい匂いがした
・
和「自分からしちゃうとか」
「え…っ」
和「俺にはしてくれたのに？」
「それは…その時の流れ的に…」
ｻﾗｯと傷つくこと言うんだもんな…
“酔った勢いでしちゃった(ﾊｧﾄ)”と同じことだろ
・
和「てかさ、昨日翔ちゃん泊まったんじゃないの？」
「泊まる予定だったけど…」
和「…」
「仕事残したままだった、って帰っちゃった」
和「…マジ？」
そりゃねぇな…
翔ちゃん、相手がAさんだからって気緩みすぎじゃね？
昨日のこと思い出してAさんは泣きそうになってる
歳上とは思えないくらい幼い表情で
華奢な肩をﾌﾟﾙﾌﾟﾙ震わせて
「あたしやっぱり妹としか見られてないんだよ…」
完全に俯いちゃって
ﾎﾟﾀｯて音と共にソファに染みがいくつも出来る
垂れた前髪で表情がよく分からなくなったけど
きっと、“翔ちゃんのことが好きすぎる”って顔してる
・
女の涙は好きじゃない
構ってちゃんも正直鬱陶しい
でも、貴女だけはなぜか例外で
恋色の涙や想いにどんどん惹きつけられる俺がいる
・
和「翔ちゃん帰ったあと…、泣いてたの？」
「…うん」
・
「二宮くんに頼っちゃいけないって分かってたけど…っ、…ごめん」
・
これも彼女の罠かもしれないのに
わざわざ甘い蜜を吸いに行く俺は
徹底的にどこかがおかしくなってる
・
和「…いいよ、俺もAさんに会いたかったし」
・
震える身体をソッと抱きしめた
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ルイ - 胸が締め付けられてすごく切なくなって涙がでてきました。これからも頑張ってください (2015年2月7日 11時) (
レス) id: d9ccb59bc0 (このIDを非表示/違反報告)
由宇 - でも、俺には大野さんがいるから。と、大野さん、潤くん、ニノの3人の楽屋で浮気だ。って言って潤くんにベタベタしてた大野さんが主人公ちゃんと連絡とらなくなったら、すぐにニノのとこに戻っちゃう姿にクスッと笑みがこぼれました。 (2014年12月26日 4時) (レス) id: a09ceb8324 (このIDを非表示/違反報告)
由宇 - 翔くんズルいわ。もう最初から私はニノを好きになってましたわ。最後ちゅーしたのに翔くんがきて。ニノが去る場面もう心臓がキューっと締め付けられるくらいせつなくて。 (2014年12月26日 4時) (レス) id: a09ceb8324 (このIDを非表示/違反報告)
松井あにさ - 昔この小説見てて、今久々に見てもうテンション相葉ですよも〜（笑）続編希望です! (2014年8月30日 12時) (レス) id: 749be20760 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 映画のように見ている。台湾人ですから、ちょっと日本語でうまくできないからすみません！でも読んで本当にたんのしいです！泣くそう〜〜 (2014年8月14日 18時) (レス) id: bf56226879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりざべす
| 作成日時：2014年4月22日 20時
