☆.°８２ Kazu ページ22
・
「ねぇ…ちょっと待…っ、」
和「これ以上我慢しろって？」
「あたしが求めるようになるまで待つ…って」
和「…」
「やっぱり…二宮くんは嘘つきね」
・
また……大人の色を出す
俺ばっかり幼稚なことを言ってる
どうせフられるなら、最後まで好きな人に触れていたい
触らせてよ・・・Aさん
・
「何でそんなに怯えてるの…」
和「…怖いからだよ」
「…」
・
和「貴女に会えなくなるのが…怖ぇんだよ」
・
彼女を抱きしめたままゆっくりゆっくり息を吐いた
こんなこと言ったらAさんは困るよな
最後まで困らせて
ちょっと女々しくなって
俺はやっぱり末っ子気質だ
・
・
オムライスの熱が冷めたのか、もう黄色い卵から湯気は出ていない
今までされるがままだったAさんの腕が初めて俺のに触れて
不安で砕けそうな俺にトドメを刺した
・
真っ白な手が、俺の腕を彼女の身体から離す
スルスルと解けて、０だった距離が２０くらいまで広がった
・
「いつもの強気な二宮くんはどこ行ったの？」
和「…、あんたが消したんだ」
「、全っ然らしくない」
浴びせられる言葉は全部妥当だから、言い返すことも出来なくて
呆れてしまったAさんは俺の手首をグッと掴んだ
２０あった距離が１０まで縮まる
何の揺らぎもない大きな瞳が真っ直ぐ俺を捉えた
・
「フられるのが怖いの？」
和「…」
「…バッカみたい。告白して付き合えたことあるくせに」
和「…」
「あたし生涯フられっぱなしだよ？一度だって成功した試しない」
そう思うなら俺の気持ち受け取れや
今はダメでも、もっと時間かければ貴女だって俺を好きになると思う
・
「この1週間、二宮くん人が変わったように優しくなったよね」
和「んなの自分で分かるかよ」
「…ほんとは良い人なんだ、って分かったし」
和「…」
「……楽しかったよ、ﾒﾁｬﾒﾁｬ」
１０あった距離が５になった
・
何が起きてるか、分からなくなった
Aさんが…、
キス、してくれてる
気持ち良くて温かい
・
・
そんな気持ちを打ち破るチャイム音が聞こえたのは
キスの最中のことだった
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ルイ - 胸が締め付けられてすごく切なくなって涙がでてきました。これからも頑張ってください (2015年2月7日 11時) (
レス) id: d9ccb59bc0 (このIDを非表示/違反報告)
由宇 - でも、俺には大野さんがいるから。と、大野さん、潤くん、ニノの3人の楽屋で浮気だ。って言って潤くんにベタベタしてた大野さんが主人公ちゃんと連絡とらなくなったら、すぐにニノのとこに戻っちゃう姿にクスッと笑みがこぼれました。 (2014年12月26日 4時) (レス) id: a09ceb8324 (このIDを非表示/違反報告)
由宇 - 翔くんズルいわ。もう最初から私はニノを好きになってましたわ。最後ちゅーしたのに翔くんがきて。ニノが去る場面もう心臓がキューっと締め付けられるくらいせつなくて。 (2014年12月26日 4時) (レス) id: a09ceb8324 (このIDを非表示/違反報告)
松井あにさ - 昔この小説見てて、今久々に見てもうテンション相葉ですよも〜（笑）続編希望です! (2014年8月30日 12時) (レス) id: 749be20760 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 映画のように見ている。台湾人ですから、ちょっと日本語でうまくできないからすみません！でも読んで本当にたんのしいです！泣くそう〜〜 (2014年8月14日 18時) (レス) id: bf56226879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりざべす
| 作成日時：2014年4月22日 20時
