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次の日の夜。
私は、初めて母親と喧嘩した。
『...は？ バレー辞めてもらうってどういうこと？』
いきなり言われた「バレー辞めてもらうから。」という言葉に、私は驚きを隠せなかった。
「最近、仁花の成績が落ちてきてね。
だから塾に行かせることにしたの。 ついでにあなたも。
どうせ、バレーだって嫌々やってたんだから、塾に行くくらい、別にいいでしょう。」
そう言って母親は、私の顔を見た。
その顔は「私は疲れてるの。 もうこの話は終わり。」と物語っていた。
『...んだ...も....ばっかり...。』
「なに？」
『あんたは、いつも仁花仁花って...。
本当に私のこと見てないんだね。
絶望を通り越して、呆れるよ。』
私は、母親を睨んだ。
「あ、あんたって... 母親になんて口を...。」
『あんた、私の母親って思ってるの？
へー！ あんたは、私の母親って自覚ないって思ってた！
少なくとも、私は一度も母親って思ったことないよ。 あんたのこと。』
そう言って、私は歪んだ笑顔を見せた。
あれ。 なんか私、すっごい冷静じゃん。
...いや、私は冷静なふりをしているだけ。
そうしないと、今でも爆発してしまいそうだから。
「何ふざけたこと言ってるの。
そんな馬鹿なことを言ってる暇があったら、勉強しなさい。
ただでさえ、仁花よりも勉強できないのに...。」
黒いスーツを着た、眉間にしわを寄せながらも、余裕ぶってる私の母親。
我慢の限界が来た私の声は、部屋中に響いた。
『ふざけたこと言ってるのはどっちなの！？
そうやって、いっつも仁花ばっかり！！ あんたも、学校の人間も！！！
私がどんだけ、その言葉で傷ついてるのかわからない！？』
「言われたくなければ、もっと頑張ればいいじゃないの...。
それに、私はあんたのことを思って＿＿＿＿。」
額に手を当て、また、ため息を吐いた母親。
『頑張ってるから言ってるじゃん！！
勉強も、バレーも全部頑張ってる！！
...なのに、あんたらは一回も私の頑張ってる姿を見てくれない！！
私はっ、どんだけ頑張ればいいの！？
いつになったら、あんたたちは私の頑張ってる姿を見てくれるの！？
それに「あんたのことを思って」だって、全然私のこと思ってないじゃんよ！！！』
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サノ(プロフ) - ずっと前からこの作品が大好きで、忙しいと思いますし無理強いは致しませんが、いつまでもこの作品の更新待っています。 (2018年5月24日 18時) (
レス) id: 6afe46572c (このIDを非表示/違反報告)
雨宮さん(プロフ) - 和泉さん» コメントありがとうございます！ 早く更新できるよう、頑張ります！ (2018年1月27日 14時) (レス) id: 61f8b1e56a (このIDを非表示/違反報告)
和泉(プロフ) - いつも楽しみにしてました！これからも楽しみにしてるんで、頑張ってください！！ (2018年1月25日 22時) (レス) id: 45594fe1ff (このIDを非表示/違反報告)
雨宮さん(プロフ) - 闇雲さん» 更新頑張ります！ コメントありがとうございます！ (2018年1月25日 21時) (レス) id: 61f8b1e56a (このIDを非表示/違反報告)
雨宮さん(プロフ) - 闇雲さん» 返信遅くなってすみません！ 闇雲さんは闇雲さんで、妹さんは妹さんで、例え姉妹でも違うところはあるんだから、比べられるとあまりいい気分じゃないですよね...。 あまり深く考えないでくださいね。 すみませんこんなことしか言えなくて... (2018年1月25日 21時) (レス) id: 61f8b1e56a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮さん | 作成日時：2017年10月1日 21時
