#35 ページ34
「A...。 すまん」
肩をトントンと叩かれ、私は勢いよく後ろを向く。
『...もしかして、虎がやったの?』
私の後ろにはいつの間にか虎がいた。
虎はゆっくり頷く。
『は? ねぇあんたさ。 バカじゃないの?
いや、バカだよね。 バカだよ。』
「い、いや...。 あの、俺黒尾さんに頼まれたんだよ...」
虎はもじもじしながら話す。
『あのね!! 今だから言うけど、そういうことしてるからモテないんだよ!?
わかってる!? クロホッとしてるけど、クロにも言ってるんだからね!?』
そう言うと、2人は小さな声で「はい」と頷く。
『もういい!!! 私今後一切あんたらと口利かないから!!
本当に信じられない...!!
昨日の夜も、顔見られたくないから1人でお風呂に行ったんだよ!?
真っ暗な中、1人で! めちゃくちゃ怖かったん____。
とっ、とにかく! あんたら一生1人で過ごして、毎日「リア充爆発しろ」とか言ってろ!』
あっぶな...。 こんな大勢の前で「夜道が怖かった」って言いそうになった...。
そして、クロと虎の顔がどんどん青白くなっていく。 お化けを見たときみたいに。
「お、俺が悪かったから!!
お願いだから許してくれ!!! お前以外、女子と話せねぇんだよ...!!」
『はぁ!? 普通に話しかければいいじゃん!! バカ!』
「それが無理なんだよぉぉぉおおおおお!!!」
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水無月のぞみ - たまに『紗夜』ってなってて変換されてない。 (8月11日 2時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
svrklove1737(プロフ) - ありがとうございます! (2018年1月26日 8時) (レス) id: f9850447b6 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮さん(プロフ) - svrklove1737さん» 返信遅くなってすみません。 パスワードは外させてもらいました。 詳しくはpart2に書いてあるので、見てくれると幸いです。 乱文失礼しました。 (2018年1月25日 21時) (レス) id: 61f8b1e56a (このIDを非表示/違反報告)
svrklove1737(プロフ) - この小説のパート2のパス教えてください! (2018年1月24日 22時) (レス) id: f9850447b6 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮さん(プロフ) - さななーんさん» コメントありがとうございます! リクエスト、載せさせていただきました! お返事が遅くなって申し訳ありませんでした。 (2017年10月1日 22時) (レス) id: 912a742714 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨宮さん | 作成日時:2017年6月27日 21時