推しが彼氏になりまして【爆豪勝己】 (ページ6)

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5 爆豪勝己の相談ページ6

｢…ハァ｣
｢？爆豪がため息とか珍しーな！どした？｣
｢ンでもねぇわ｣

思わずついてたらしいため息をすかさず上鳴に拾われて小さく舌打ちを打った。

｢聞いてやるなよ上鳴～、きっと須郎の事だろ！｣
｢うっせぇわしょうゆ顔！｣
｢なんかあったのか？俺たちで良ければ聞くぞ？｣

操作してたゲームのコントローラーを置いて切島が俺の方を向くので他の2人も同じようにゲームを中断して俺を見る。

自分の恋愛事情を他の奴に言う気なんてサラサラ無かったが、この前の須郎の態度に頭を悩ませていたのも本当で少し迷った挙句、重い口を開いた。

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｢…まぁ、ンな感じ｣
｢キス拒否されたのはキッついな！｣
｢ぐっ、…拒否じゃねェわ…｣
｢いやいや拒否だろ｣
｢うっっるせェな！｣

この前の勉強会の事を話せば少しからかい口調でそう言われるので話したことをすぐに後悔した。
…どーせコイツらに言ったとこでなんにもなんねぇのにどーかしてた。

｢ごめんって機嫌直してかっちゃん｣
｢かっちゃんって言うなクソ！！！｣
｢…んー、でもまぁ須郎って相当爆豪の事好きなのになんでだろーな｣
｢ほら、またあれじゃねぇの？｣

上鳴が苦笑いでそういうと、他のふたりも｢あぁ～｣と苦笑い。

｢推しと好きは違うってやつ？｣
｢須郎謎理論な｣
｢……それはもう解決したから付き合っとんだろが｣

そう自分で否定はしつつ、自分でも考えていたことなのでイライラが溜まる。

もしかして、推し(俺)に押されて告白受け入れただけで本当はまだ俺の事好きじゃねぇんじゃ、とそこまで考えて頭を思い切り振ってくだらない思考を投げ捨てた。

そんなはずはねぇ。