#12-27 ページ27
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[まりあの太陽LINEデート]
スケートを終えた2人は、外のベンチに座っていた。
麻「夏輝くんが好きって話は前にしたから、
あとはもう待つだけかなって思ってた」
夏「うん」
麻「でも、オオカミちゃんだって分かって、怖くなった。
しつこいかもしれないけど、
ちゃんと自分から伝えたいと思って」
麻理亜は夏輝の両手を取って、その顔を覗き込んだ。
麻「好き」
真っ直ぐに夏輝を見つめる麻理亜。
夏輝も真剣な顔で見つめ返す。
麻「夏輝くんのこと、振り向かせたいなって思う。
・・・振り向いて欲しいって思ってる」
夏「すっごい・・・真っ直ぐ、伝えてくれるよね。
麻理亜ちゃんみたいな人に会ったの、初めて」
麻「ふふ(笑)」
夏「ありがとね」
飯『はぁ、もうドキドキする』
滝『ちゃんと言えてたんですね』
麻「じゃあ・・・また会えるか分かんないけど」
夏「うん。俺もちゃんと答え出すね」
麻「そうしてください(笑)」
夏「はい(笑)。気をつけて帰ってよ」
麻「夏輝くんも!」
麻理亜は手を振って相手を見送り、
途中で立ち止まった夏輝は後ろを振り向く。
夏「またね!」
麻「また!」
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作者名:A | 作成日時:2021年8月16日 11時