#4-11 ページ30
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@アトリエ
アトリエの扉が開いて、
3人が姿を現した。
「こんにちは〜」
麻「あ!来た!」
「ごめんなさい、遅くなって」
陣「ごめんなぁ」
未「全然いいよ」
着替え終わった3人は、それぞれ別の作業に取り掛かる。
R「俺は、何したらいい?」
大「色、塗って」
R「はーい」
・リク × ヒカリ
1人で木材に色を塗るRIKUに、Hikariが近づく。
H「・・・こっちでいいの?リクくん」
R「ん?まぁ、あんまりガツガツいくと困らせるからね」
H「・・・そっか、」
R「ヒカリちゃんは?陣くん、暇そうだけど」
H「暇ではないと思うけど」
R「そっか(笑)」
横『RIKUくんって誰にでも平等に優しいよね』
滝『彼氏にすると大変そう…』
H「リクくんはさ、なんでAちゃんが好きなの?」
R「えー、なんでだろ?逆に、なんで聞くの?」
H「・・・言い方は悪いけど、・・・勝機がない、じゃん」
R「そう?あるよ、きっと」
H「なんでそう思う?」
R「だって分かんないじゃん、やってみないと。
1回諦めて身を引いたら、
もう2度と同じところに、同じ気持ちでは戻って来ない」
H「戻ってこない・・・」
R「そ。だから諦めない、俺は」
麻理亜と作業をするAを、RIKUは真っ直ぐに見つめる。
横『それを伝えるのよ!Aちゃんに!』
飯『Hikariちゃんにも響いたんじゃないかな・・・』
・りょうた × じん × しゅう
陣「・・・涼太くん(笑)」
涼「不器用やねん」
萩「だとしても(笑)」
不細工な形のクッションを前に、3人は苦笑する。
陣「ちょっと・・・誰か(笑)」
萩「Aとか上手そうだけどなぁ、これ」
H「・・・私、やろうか?」
横『来たー!』
滝『良い!』
陣「救世主!」
涼「・・・お願いします」
H「任せてください(笑)」
萩「じゃあ、涼太くんは次こっち」
涼「ハイ」
萩が涼太と共に別の作業台へ移動したため、
陣とHikariが同じ作業をすることに。
横『Hikariちゃん、チャンス!』
飯『萩様、ナイスアシスト』
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作者名:A | 作成日時:2021年6月13日 23時