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R「・・・行きまーす」
陣「おー!」
ボールは真っ直ぐに真ん中のピンを倒し、
そのままの勢いで全てが倒れた。
R「やば!」
陣「すご・・・」
「すごい・・・ほんとにすごい」
R「やっった!」
勝負は、RIKUの勝ち。
横『RIKUくん!!』
滝『かわいいなぁ』
満面の笑みのRIKUがAを振り返る。
目の前に立って、手を差し出した。
R「話しに行きましょう」
「はい」
R「陣くん、1人で待っててね」
陣「はいはい」
・リク × A
先ほどとは少し離れた場所に横並びに座った2人。
陣が1人でボウリングをするのが視界に入る。
R「なんかやだな(笑)」
「ね」
R「・・・・・・」
RIKUは真っ直ぐな目をAに向ける。
R「今だけで良いからさ、俺のことだけ見て?」
横『!!』
滝『やばーい!』
R「気になると思うけど(笑)」
「うん・・・見てます」
2人が見つめ合う。
R「・・・これはこれで照れる」
「ふふ(笑)」
R「・・・俺が勝っちゃってさ、正直うわって思ったでしょ?(笑)」
「思わないよ」
R「そ?・・・まぁ、分かってるけど。
俺は諦めるつもりないから」
「えっと・・・、そのことで1つ言いたいことがあって」
R「うん?」
「・・・この前の作業の時、色々助けてくれたやん。
自分でも単純だなって思うけど、
素敵な人だなぁって思って・・・」
R「・・・マジで?」
「マジ、です・・・」
横『え!?』
飯『RIKUくん!!』
RIKUは自分の目線と同じくらいの高さに手を挙げる。
R「陣くんがここにいるとするじゃん」
「うん」
R「俺はどの辺?」
「えー・・・・・・」
Aが同じように手を挙げたのは、
RIKUの手の、5cmほど下。
R「近づいた!やべぇ、嬉しすぎるっ」
満面の笑みを浮かべるRIKU。
R「今、世界で一番幸せかも」
「大袈裟・・・(笑)」
R「そのくらい嬉しい」
「そっか(笑)」
R「・・・俺、絶対諦めないからね」
「ありがとう。・・・・・私も、ちゃんと考えます」
飯『きたぁ!!』
滝『結構ありましたよ?(笑)』
横『なんかもう・・・嬉しすぎて涙が・・・』
神『なんでですか(笑)』
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作者名:A | 作成日時:2021年6月13日 23時