◯ 22 ◯ ページ22
珈琲メーカーやらカップやらを丁寧に磨いて
ガスの元栓を閉めて…
入り口の鍵を閉めながら
二宮さん、喜んでくれたかな
なんてまたどうしようもないことを考える
だけど
考えても考えてもいっこも分からなくて
だって相葉さんはあぁ言ってくれたけど
本当のところなんて二宮さんしか知らないんだから
そんなことを考えたら
どきどききゅんきゅんで膨らんでたハートから
ぷしゅ〜って空気が抜けてくみたいに
体の力が抜けてく気がした
『…会いたいな』
・
『会いたいよ…』
ただ言葉にすることは簡単なのに
伝えることはどうしようもないくらい難しい
はずだったのに
「オレも会いたかったよ」
すぐ後ろから聞こえる優しい声
車の行き交う音で空耳なんじゃないかって
だけど
「Aちゃん、こっち向いて」
確かに聞こえる大好きな声
『二宮さん…』
ゆっくり振り返ったら
いつもと同じ、
ネイビーのキャップを深々とかぶって
目がいいくせに黒縁メガネなんかかけちゃって
きっと仕事終わりのはずなのに
ほんのりいい匂いまでさせてる二宮さんが
ふんわり笑って私を見てた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 533人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリカ - ニノ最高です(o^^o) 頑張ってください！ (2015年1月15日 14時) (
レス) id: 16081b0ddb (このIDを非表示/違反報告)
チハル - 面白いです (2014年6月27日 21時) (レス) id: 0aadefc560 (このIDを非表示/違反報告)
やん - 読みだしてびっくり！私と同じ名前のやんちゃん！すっかりのめりこんで読んでしまいました。ドキドキしました〜 (2014年5月28日 13時) (レス) id: 6e34ffc540 (このIDを非表示/違反報告)
まー - おもしろかったです！！ (2014年5月25日 1時) (レス) id: fb0212c457 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか - はじめまして♪一言一言に泣けてきたり、笑えたり！！なんだかニノが目の前にいるみたいで、いつも倒れちゃいます(笑)本当にサイコ~です！！(いくらでも...)これからもお願いしまーす☆ (2014年5月3日 3時) (レス) id: a292629a01 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：aimi*
| 作成日時：2014年3月13日 22時
