クールな不良少女と優しい不良少年 (ページ17)

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会いたいけど、会いたくないページ17

貴女side

誰もいない静かな家に1人帰ってきた私は
ご飯もお風呂も全て終わらせベッドに寝転がり
スマホを触りゴロゴロタイム

ふとアルバムを見るとお婆ちゃんと撮った写真
友達と撮った写真など沢山あった

写真を見ると目に止まった１枚の写真

『楓士雄… 』

あの時は、楽しかった、凄く…

でも、もう会えない、だけど…

『会いたい… 』

外は星が沢山出てるのに私の中では土砂降りしてるように紀文が沈む

ぼーっと写真を見ているとｲﾝﾀｰﾎﾝが鳴った

少しだけ寝かけていた事もあり少し重い足取りで玄関へ向かいドアを開けた

『 …はい、』

「見つけた」

『っえ、？』

目の前には会いたかったけど会いたくない人が居た…

『楓士雄… 』

「 A 、ごめんな…俺身勝手だった」

『 … 』

驚き、嬉しさ、悲しみが混ざりに混ざって私は下を向く事しか出来なかった

「俺の事もう、嫌いになった？」

『 ……なってないよ』

「 …いきなりだけど…好き」

『 …は、？』

「俺バカだから、恋人ゲーム何で変な事言ったけど…ただAと一緒に居たかっただけなんだよ」

何それ… 、私の気持ち、どうなるのよ…

『馬鹿… 、私も好きだ馬鹿… 』涙溜

「俺の彼女になってほしい」

『うん、私で良ければ… 』

「 Aが良い」

楓士雄に引かれ、唇を付けて、切れていた
赤い糸が強く結ばれた