涙と新しい道. ページ6
ミキ「A?どうしたの…?」
『…ううん。なんでもない』
ミキ「…」
そんな悲しい目で私を見ないで。
私にとって、たった一人の身内だから…。
『お姉ちゃん。』
ミキ「…なぁに?」
『ありがとう。大好き。』
ミキ「っ。…苦しい思いをさせてごめんなさい。私もっ、大好き、だか…ら、…っ」
『お姉ちゃんっ』
また、手を取り合って泣いた。でも、心の傷は癒えなかった。
ミキ「A…こんな時に、申し訳ないんだけど…、ヒカルが、プロポーズしてくれたの…。受けようと思ってるんだけど、いいかしら?」
驚きすぎて、声が出なかった。でも、ヒカルさんだったら、お姉ちゃんを幸せにしてくれる。
『…お姉ちゃんが幸せになるんだったら、私は良いよ?その代わり、幸せになってね。』
ミキ「…ありがとう。必ず、幸せになるから。」
『うん。私も、良い人を見つけるからっ…!』
ミキ「本当にごめんなさい…っ。(泣)」
ハルヒの存在を
思い出しちゃダメ。
とめどなく涙が溢れる。
私の中から、いなくなって…お願い…!
ミキ「家のことは心配しなくて良いから、今は、心の傷を治しなさい。」
ヒカル「うん。そうだよ。Aちゃん、安心して、休養してね。」
『うん…』
それから、私は、地元を離れて都会に出ることになった。
と、言っても、家から1時間ほどの街だけど…
ミキ「いってきなさい。」
『うん。ヒカルさん、お姉ちゃんをよろしくお願いします。』
ヒカル「あぁ。必ず、幸せにするよ」
『はい。いってきます。』
「「いってらっしゃい」」
私は、家をあとにした。
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花淀玉紀 - 沙良さん» ここには描ききれないくらい、不運な人生だったからなんです…。夢主自身、元々この世界から決別したい、そう思っていたので、神様の思し召し、と思っていただけたら幸いです。語彙力なくてすみません…汗 (2019年4月10日 15時) (レス) id: 6cf245ec9d (このIDを非表示/違反報告)
花淀玉紀 - 沙良さん» 閲覧ありがとうございます。分かりにくくてすみません。このお話、元々夢主の記憶の話でして、あやつり人形になった際に、幸せだった記憶が飛んでしまった、そういう意図で、不運だった記憶だけを書き記しています。あやつり人形になったのは、…(続きます) (2019年4月10日 15時) (レス) id: 6cf245ec9d (このIDを非表示/違反報告)
沙良(プロフ) - 全部見させて頂きました。良かったです。ですが話が度々飛んでいて話についていけませんでした。(私が馬鹿だからかもしれませんが)なんで死んだかもなんで死んだ後あやつり人形になったのかもわかりませんでした。偉そうに言ってしまってすみませんでした (2018年12月10日 2時) (レス) id: 5441039db5 (このIDを非表示/違反報告)
花淀玉紀 - 水瀬さん» 本当ですか!?ありがとうございます!!!遅いながらも、完結まで、持っていきますので、よろしくお願いします! (2018年10月11日 17時) (レス) id: 6cf245ec9d (このIDを非表示/違反報告)
水瀬(プロフ) - 花淀玉紀さん» ありがとうございます!!とても面白い作品なのでこれからも応援しています...!!! (2018年10月10日 19時) (レス) id: ba2f02f45e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花淀玉紀 | 作成日時:2018年9月30日 18時