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優先するもの. ページ10

その後、アオバくんと会った。

『どう、したの?』

アオバ「唐突でいい?」

『…えっ?……良いよ、別に。』

その後、少し沈黙が流れた。

アオバ「ありがとう。じゃあ…Aちゃん、俺、Aちゃんが好き。お姉さんがこんな時に悪いけど、俺と付き合ってくれないかな?」

彼は、唐突に、そう言い放った。

『…え……?…アオバくん、ホントに?』

アオバ「うん。本気だよ?」

…嬉しい……(泣) アオバくんは、ナナミのことが好きだと思ってたから。

『わ、私も……っ…。でもっ…お姉ちゃんが…』

嬉しいの。でもっ、お姉ちゃんが…私には、大好きなお姉ちゃんを蔑ろにするなんてできない。

アオバ「Aちゃ…ん?」

『アオバくん、私も、アオバくんが好き。でも…私は、自分の恋より、お姉ちゃんの方が大切。だから、今は、付き合えない。この件が落ち着いたら、付き合お?』

ごめんね、アオバくん。

アオバ「っ…。ごめんっ…!…ありがとう!」

『ううん。ありがとう。よろしくね。』

アオバ「うん!」


それから私達はそのお店をあとにした。

私は、お姉ちゃんが心配でたまらないから。

『ただいま!ナナミ、お姉ちゃんは?』

ナナミ「おかえりなさい。疲れて寝ちゃったみたい。」

『そっか…。ありがとう。』

ナナミ「いいえー。私、帰るわ。気をつけてね。また何かあったら言ってね。」

『うん。ありがとう。』

ナナミの優しさに感謝しながら見送った。

その時、お姉ちゃんが起きた。

ミキ「あ…れ?」

『お姉ちゃん!!!』

ミキ「A…。…ごめんね…大人の事情に付き合わせて。」

『ううん!そんなことない!!!』

ミキ「…ありがとね。」

2人で笑って。
やっぱり、笑顔が好きだ。

感謝.作者より→←突然の悲報.



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花淀玉紀 - 沙良さん» ここには描ききれないくらい、不運な人生だったからなんです…。夢主自身、元々この世界から決別したい、そう思っていたので、神様の思し召し、と思っていただけたら幸いです。語彙力なくてすみません…汗 (2019年4月10日 15時) (レス) id: 6cf245ec9d (このIDを非表示/違反報告)
花淀玉紀 - 沙良さん» 閲覧ありがとうございます。分かりにくくてすみません。このお話、元々夢主の記憶の話でして、あやつり人形になった際に、幸せだった記憶が飛んでしまった、そういう意図で、不運だった記憶だけを書き記しています。あやつり人形になったのは、…(続きます) (2019年4月10日 15時) (レス) id: 6cf245ec9d (このIDを非表示/違反報告)
沙良(プロフ) - 全部見させて頂きました。良かったです。ですが話が度々飛んでいて話についていけませんでした。(私が馬鹿だからかもしれませんが)なんで死んだかもなんで死んだ後あやつり人形になったのかもわかりませんでした。偉そうに言ってしまってすみませんでした (2018年12月10日 2時) (レス) id: 5441039db5 (このIDを非表示/違反報告)
花淀玉紀 - 水瀬さん» 本当ですか!?ありがとうございます!!!遅いながらも、完結まで、持っていきますので、よろしくお願いします! (2018年10月11日 17時) (レス) id: 6cf245ec9d (このIDを非表示/違反報告)
水瀬(プロフ) - 花淀玉紀さん» ありがとうございます!!とても面白い作品なのでこれからも応援しています...!!! (2018年10月10日 19時) (レス) id: ba2f02f45e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花淀玉紀 | 作成日時:2018年9月30日 18時

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