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「ええに決まってるやん。
いうか、初めからそのつもりやったし」
「え・・・？」
「誕生日やもん。
当たり前やろ？」
「シゲ。
けど、俺な。
なかなか宿の予約出来てなくて・・・」
「そんなん、俺がとっくに予約してある」
「そうなん？」
「うん。
さっき、ラインで誘お思ったけど、
小瀧のアホに邪魔された」
「ごめん・・・」
「なんも謝る必要ないけどな。
みんなで出かけんのも、
別にいつものことやろ？」
「・・・うん、そやけど」
今は、シゲと付き合うてんねやし、
のんちゃんの俺に対する気持ちも昔とは変わったみたいやし・・・
「シゲ、怒ってへん？」
「怒ってるけど、怒ってへん」
「ん？どっち？」
「怒らんようにしてる」
「出来てへんやん。
シゲ、めっちゃ怖いもん・・・」
「・・・しゃあないやん。
勝手に妬けてくるんやもん」
そっぽ向いたシゲ、可愛ええな。
めっちゃきゅんときた。
よう言わんけどな。
「小瀧には気をつけろや？
あいつ、弟ぶって甘えたふりで、
油断させて襲ってきよるかも」
「のんちゃんに限って、
そんなわけないやん」
「ともは無防備過ぎるねんて」
「大丈夫やで。
シゲ、心配性やねんな」
「当たり前やんか。
大事な彼女のことやのに」
やっと、シゲが、
俺のこと、抱き寄せてくれた。
甘えたくて仕方なかってん。
やのに、シゲの電話が鳴って。
「うわ、マネから呼び出しや。
はよしろって」
焦って言うて、シゲ、走って行ってもうた・・・
宿は取ってあるって。
どこに泊まりに行くねやろ。
それってさ、つまりさ・・・
うきゃあっ！て叫びそうんなって。
慌てて、部屋に入る。
俺、大丈夫かな。
がっかりされたらどうしよう。
ぜんっぜん、自信ない・・・
やって、俺、男やし、
可愛いくも、綺麗でも、
えろくもないもん。
はあ・・・
シゲはなんで俺なんか選んでくれたんやろう。
男子校のノリなんちゃうかな。
俺、いつかは、フラれるんやろうな。
シゲにちゃんとした女の子の彼女が出来た時。
俺はそれまでの、束の間の恋人。
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まこと(プロフ) - 続きが気になります！ (2021年1月5日 13時) (
レス) id: 35c8f8afbb (このIDを非表示/違反報告)
skiny(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。次のお話は��を希望します。重岡くんでキュンキュンしたいです！ (2020年12月30日 0時) (レス) id: 4a4e3e2a64 (このIDを非表示/違反報告)
ミウ(プロフ) - いつもたのしく読ませて頂いてます。かみしげ希望です！ (2020年12月29日 2時) (レス) id: 118c412c42 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - かみしげかかみこたで！ (2020年12月28日 23時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
犬より猫派(プロフ) - はじめまして！いつも更新楽しみにさせて頂いています。主さんの書くかみしげが本当に大好きです！！なので�，魎�望します！これからも更新楽しみにしています！ (2020年12月28日 21時) (レス) id: 3a81ad66c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2020年12月13日 12時
