【実況者】恋に酔う【最/終/兵/器/俺/達】 (ページ14)

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「「「かんぱーい！！！」」」

会場につき、さっそく飲み物を頼み、打ち上げが始まった。

会場までの道は誰も喋らず、ただ黙々と歩いていた。息苦しかったが、私が首を突っ込むことではないと思い。顔色を伺いながらびくびくして歩いていた。

そのせいもあり、ついた瞬間、最俺の皆さんが笑顔でスタッフさんと話し始めて、びっくりした。

そして、今、私は席についてちびちびとビールを飲んでいる。

最俺の皆さんと話したい、が...。

こーすけさんは他スタッフさんと仲良く喋っていて、

ヒラさんはスマホをいじりながら、おつまみを食べている。

フジさんはもう酔っ払ったようで、色んな人に絡みにいっている。

キヨさんはというと...

そわそわ...チラッ...

挙動不審でそわそわしている。

キヨさんだから許されるけど、他の人だったら通報されそうな程にそわそわしている。

キヨさんとは打ち上げで話す約束もしたし、できたら、もっと仲良くなりたい。

ちらちら私の方も見てくるし...私から話しかけるべき、なのか...？

貴方「キヨさ...」

フ「飲んでる～？いえ～い！！」

キヨさんに話しかけようとした時、フジさんが絡んできた。

う...間が悪い...。

キヨさんの方をチラッとみると、キヨさんもびっくりしたようで目が大きく見開かれている。

グイッ

貴方「へっ？」

急になにかに顔を掴まれ、引っ張られる。

フ「ど～こみてるの～？お話しよ～よ～！」

両頬にフジさんの手がある。

べろんべろんに酔っ払ったフジさんは顔が真っ赤で子供のようにも見える。

フジさんが神様に見えたあの時とは大違いだ。

フ「ねぇねぇ、名前な～に？」

貴方「え...？笹原Aですけど...」

フ「Aちゃん！かわいい名前だね～！うんうん！」

うーん、当分離れられそうもない。

キヨさんとはまだ話せないかな...。

あー、もう...。仲良くしたかったけど、こういうのは違うんだよな...と思いながら、フジさんの相手を続けた。