検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:8,366 hit

007 ページ7

小綺麗な和風の佇まいのお店。
高そうだなぁってビクビクしながら直己さんの後ろをついていく。

はじめから個室になっていて余計に緊張するよ。
居酒屋とかBALとか、ガヤガヤしたところしか行ったことないもん。


『ここはね、おまかせだからね』


『あ…はい』


直己さんはお酒も頼まず、出されたおしぼりで丁寧に手を拭いていた。


『宇宙がどうとか言ったんだって?
臣が困ってたよ』


『あ…ほんとに宇宙の端っこが気になってたわけじゃなくて、世の中分からないことばかりだなぁって…』


『うん。そうだね。世の中そんなもんじゃない?
でも、分からないことだらけだなぁって思うことがあったんでしょ?
今日は1日ため息ついてたもんね』


『………………………』



直己さんはそれ以上何も言わず
私が話し出せるように待ってくれているみたいだった。



『私、彼氏いたんです』


『うん。喧嘩しちゃったのかな?』


私が首を横に振ると、直己さんは困ったように笑ったけど
それでもやっぱり無理やり聞き出そうとはしなくて…
その穏やかな雰囲気が、話を聞いて欲しいと思わせる。


『高校1年の時に2つ上の先輩と付き合って
もう10年になります』

008→←006



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
122人がお気に入り
設定タグ:登坂広臣 , 恋愛 , 三代目JSOULBROTHERS   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

メープル(プロフ) - 更新待ってます! (2020年2月27日 10時) (レス) id: 3d617b9b13 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にこすまいる | 作成日時:2019年8月14日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。