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夕飯を作っていると涼介くんは寝てしまった。
ソファーに置いてあったブランケットを広げてそっと涼介くんにかける。
『映画の撮影お疲れ様でした♡』
お風呂を沸かすもなかなか起きる気配のない涼介くん。
先にお風呂に入った。
髪を拭きながらリビングへ行くとソファーに座っている涼介くんの姿が…。
くっつきたいのを我慢して普通に装う。
このあとご飯を食べて私は洗い物をする。
涼介くんはお風呂へ。
『涼介くん?開けて平気?』
洗面所の扉の外から声をかける。
「うん。」
扉を開けると洗濯物の山があった。
涼介くんの服って黒っぽいものばっかり…。
洗濯のタグを見ながら洗濯機に入れる。
「なにしてるの?」
お風呂に入っているせいでエコーがかかっている涼介くんの声とチャプチャプと聞こえる湯ぶねの音。
『洗濯。』
「自分でやるからいいよ!」
と慌てた感じの涼介くんの声。
『遠慮しないの。疲れてるでしょ?
これぐらいやらせてよ。』
「うん…。」
洗濯を一通り終えて洗面所を出た。
そのあとすぐに涼介くんも出てきた。
そして他の部屋でシンガポールへ行くための荷造りを始めた涼介くん。
「水着持った?」
荷造りをしながら大きな声で言われた。
『………。』
「A??」
涼介くんが荷造りをしている部屋に入った。
そしてスーツケースを挟んで座った。
『一応持った。』
「楽しみだねぇー♪」
涼介くんとても楽しそうに荷造りしている。
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作者名:197561549 | 作成日時:2017年11月28日 23時