107 橋本良亮 side ページ7
橋本良亮side
カウントダウンのコンサートを終えて帰る。
玄関を開ける。
「ただいまー」
『おかえり』
パタパタと玄関に来たA。
「ただいま」
靴を脱いで上り手を洗ってリビングへ行く間、
Aは後ろをくっついて歩いている。
なんとなくどうして欲しくてくっついて歩いているのか分かる。
リビングでAの方を向いて手を広げる。
「ほら、おいで。」
Aはぎゅっと抱いてきたから優しく抱きしめる。
『この匂い好き…。』
柔軟剤のバニラの香りかな?
「Aってズルいよね。」
『え?』
「なんでもない。シャワー浴びて来るね。」
そう言い残してAから離れてシャワーを浴びた。
髪を拭きながらリビングへ行くとAはキッチンに居た。
くるっとAをこちらに向けて抱きしめる。
『良亮?今年もよろしくね』
「うん」
Aの首元に顔をくっつける。
無理矢理にでも俺のものにしたい…。
Aを抱き上げた。
目が合う。滅多にAに見下ろされることない。
『良亮??降ろして!!』
「ヤダ。」
『重いでしょ?降ろして。』
「全然重くない。」
寝室へ行きAをベットに降ろして押し倒して覆い被さる。
『良亮…?やめて…?』
噛みつくような勢いでAにキス。
やめてと言うけれど嫌がっているようには見えない。
そのときジーンズのポケットに入っているスマホが鳴り始めた。
『んっ…。りょうすけ…。』
スマホを無視した。
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作者名:197561549 | 作成日時:2017年11月28日 23時