ダブル 2 (ページ37)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:14,937 hit

87 ページ37

．

夜のんびりと過ごしているとはっしーが来た。
そして絨毯の上に座っている私の後ろにあるソファーに座った。
『良亮どうしたの？』

「いや、今日も居るんだなぁ。と思って…。」

『居ちゃダメ？ここ私の家だからね！』

「ちゃんと山田のところに行ってる？」

『今日行った｡掃除機かけて、洗濯して、
　空気の入れ替えして帰ってきたもん！！』

「山田居た？」

『居ない。』

「マジかよ。」
いきなり後ろからぎゅっと抱きしめられた。

『良亮…？』

「ん？」

『………。なんでもない。』

「なんでもないの？」

『なんでもある。』

「なに？」

『一緒に寝よう…？』

「いいよ。」

良亮の腕の中からするりと抜け出した。
そしてソファーに座り良亮に抱きついた。

『良亮良い匂い♡』

「なにもつけてないよ？」

『そうなの？』

「うん。明日早いから寝に行こう？」

『うん！』

良亮とベットに入って向き合う。

『なんか恥ずかしい…』
そう言って寝返りを打って良亮に背中を向ける。

「寂しいじゃん！じゃあ、こうして寝る。」
後ろから抱きしめられた。
そして耳元で「おやすみ」と囁かれた。

『おやすみなさい。』

．