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橋本良亮side
AはリビングでCDやDVD、Blu-rayを積めてくれている。
俺は一人で来年も着るのか考えながら夏物を段ボールに入れている。
『はっしー』
「なに?」
Aの声をした方を見る。
『なに?このオーストラ横断ワーホリの旅って…』
「ABC-Z全員でワーホリしながらオーストラ横断するんだよ。」
『はっしー何歳の時?』
「19とかかな?」
Aがちょこんと段ボールを挟んで向かい側に座った。
『デビューしてる?』
「デビューしてるよ!」
『大変だった?』
「大変だったよ。全然ご飯食べれなかったし。
でも楽しかったし、やって良かった。」
『そうなんだ!凄いよね。デビューしててワーホリしながら横断でしょ?借りてもいい?』
「もちろん。」
Aは俺が荷物を積めているのを眺めている。
「A終わったの?」
『終わったよ!』
「本当に終わったの?」
『うん。』
「早くない?」
『引越し慣れしてるから。』
「あの家から引っ越すときどうしたの?」
『普通に引っ越した。』
このあとCDやDVD、Blu-rayをAは持って帰ってくれた。
そして、次にAが来るのは1週間後。
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作者名:197561549 | 作成日時:2017年11月3日 10時