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翌朝、良亮に頬をツンツンされて目が覚めた。
『なぁに?』
「なんでもないよ。でもそろそろ起きない?
さっきからAのスマホ鳴りっぱなし…。」
『誰から…?』
「山田。」
手を伸ばしてスマホを探りディスプレイを見る。
LINEが来ていた。
返事を返してまた寝転がる。
「起きないの?」
『寒いんだもん…。』
「お腹すいた。Aが作ったご飯食べたい!」
『じゃあ、床暖と暖房入れてきて。』
「アイドルにそう言うこと言うの!?」
『じゃあ、一緒に行こう?』
リビングで暖房と床暖を入れてキッチンへ行く。
良亮はクローゼットを漁っている。
『良亮の家の冷蔵庫全然食べ物入ってないけど…。』
「Aの家行こう?」
『うん。』
リビングへ行くと良亮がパーカーを肩にかけてくれた。
良亮は着替え終わっている。
『ありがとう。』
床暖と暖房を消して二人で移動。
扉を開けて床暖と暖房を入れる。
『なに食べたい?』
「Aに任せるよ。散歩行ってくるね」
『うん。』
良亮はラッシーを連れて散歩へ行った。
時間があるからフレンチトーストを作る。
出来上りテーブルに運び終わると良亮が帰ってきた。
「寒い…。」
後ろからぎゅっと抱きしめられた。
『良亮冷たい!離して!』
「やだ。Aそのネグリジェ山田に見せた?」
『見せないよ。』
「凄くかわいい♡」
『ほらご飯食べよう!』
照れ隠しで話をすり替えた。
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作者名:197561549 | 作成日時:2017年11月3日 10時