恋に恋して part2

あっさむ ページ23

お店の中。紅茶の香りがふわっと漂う。

私、紅茶って、世界一好き。
ケーキとかよりも、ずっと大好き。


裕太「すげぇ種類…全然、わかんないや。」


ゆーた、可愛い…キョロキョロ、紅茶の葉のビン見比べてる(笑)


A「注文、レジの人に紅茶の名前、言えばいいのかな？」

裕太「もう決まったの!?どれ？…俺、買ってあげる!!」


ニコニコで言うけど…


A「私、いっぱい種類買うよ。だから、いいよ。」

裕太「初デートの、初プレ。いいよ、全然。どれ？」


いいかな？


A「えっと、じゃあ…ダージリンと、アッサムと、ウバ.ウヴァと…うーん…」


すごい迷っちゃう…


A「キーマン.キームンとダージリンで」


結局、ゆうたに買ってもらっちゃった…
帰りの電車。


A「ありがと…こんないっぱい…」

裕太「どーいたしまして(笑)ね、ね、」

A「ん？」

裕太「あっさむって何？どんなの？」


あっさむ？…あ、アッサムね。


A「アッサムはね、濃厚なこくのある紅茶だよ。くせないし、ミルクティー向きかなぁ」


裕太「じゃあ、あれは？きーまん…なんとか」

A「キーマン.キームン？キーマン.キームンはね、世界三大紅茶の1つなんだ」

裕太「世界三大紅茶!?なにそれ…じゃあ、あと2つは？」

A「ダージリンと、ウバ.ウヴァだよ」

裕太「すごい…紅茶、奥深すぎ…てか、そんなに知ってるAの方が、すごい…もっと好きになった。」


肩、グイって抱き寄せられて耳元でっ…

なんか…仲良しだった頃のたまちゃんじゃないみたい…

やっぱり、彼氏の、裕太なんだ…

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