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スーパーに着くと手早く順番に回って、向井家特製青椒肉絲の材料を買う。
もう何も見なくたって作れるくらい、康二くんと作ったメニュー。
だから、彼もまた買うものは私が知っている、と放った。
お肉とピーマン、あと玉ねぎ。
調味料類はお家にあるだろうし、必要なものをカゴに放り込んでいく。
「…さすが、よくわかってんね。」
『まあ、作れるから、ね?』
「料理とか出来んの知らなかった。」
『そう、だっけ。作ったことなかった?』
私たち、きっとお互いが知らないこと、増えたよ。
今までなら一緒にいて、時間も記憶も共有することが多かったけど、この数ヶ月は空白だ。
会計を済ませ、レジ袋に購入した食材や飲み物を詰める。
そこそこ重量がある袋を持ち上げようとしたら、
「俺が持つよ。」
って言って、ひょいと取り上げられた。
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作者名:平野 頼凛 | 作成日時:2019年9月21日 13時