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電車に揺られて、また駅から歩いて、あと数メートルで家に着くその時だった。
向かいの家に人影。背の高さと服装、スタイルで顔を見なくても誰かなんてすぐにわかった。
『め、め。』
会いたく、なかった。今は。
「…ずっと連絡無視して何してたの。」
『ご、めん。たぶん、充電切れてた。』
わかる。この声のトーン、態度。怒ってる。
「…康二くんと、朝までいたの。」
平然と何ともなさそうな顔で聞いてきた。
『なんで、知って…』
「昨日駅まで手繋いで走ってたじゃん。」
『見てたの…？』
何故か距離を詰められて、すんすんと鼻を鳴らす。
「康二くんの匂いすんね。なに、付き合いはじめた？」
なんで、そんなこと、言われなきゃいけないの？
私が誰と付き合ってたって、どうでもいいでしょう？
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ゆか - 切ない系いいデスね。リクエストしたいです。目黒くんがメインで三角関係もので。ライバルは佐久間くんで。 (2020年3月13日 12時) (
レス) id: 973944fe26 (このIDを非表示/違反報告)
神なな - 切ないですね……泣 めっちゃ続き楽しみです！頑張って下さい！ (2019年9月15日 0時) (レス) id: 23077af701 (このIDを非表示/違反報告)
Kana(プロフ) - 読んでて情景が浮かぶというか、すごい胸が締め付けられるくらい切なくて涙が出ました…。続き楽しみにしています！ (2019年9月14日 23時) (レス) id: c7a14c8fda (このIDを非表示/違反報告)
: シイナ。(プロフ) - 甘酸っぱくて切なくて、読むたびに胸が締め付けられます…。構成もオシャレでとても素敵です。これからも更新楽しみにしてます（ ; ; ） (2019年9月13日 22時) (レス) id: a5957121ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：平野 頼凛
| 作成日時：2019年9月10日 19時
