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＊ ページ12
『井上先生なんで辞めたの』
『あいつのせいでしょ』
『よく来れたよね学校に』
瑞稀先生が辞めてからの学校は
消して居心地のいいものじゃない
私の中にもすっぽり穴が空いたような感じ
数学準備室に入っても
前とはまるで景色が違う
瑞稀先生がやめたあの日
涼くんからいきなり電話がきたんだ
『負けんな。
自分の夢に向かって頑張ってれば
絶対にまた瑞稀と会える。
だから今が頑張り時だよ、Aちゃん』
涼くんはそれだけ言って電話を切ってしまった
だけど
瑞稀先生は絶対に違う学校でまた頑張ってる
そう思うとなんか頑張れそうな気がして…
｢やった！！、合格した！！！！｣
保育コースのある大学の受験を合格出来た
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作者名：蒼波
| 作成日時：2020年6月18日 21時
