44◇特別なんだけど…◇ ページ44
季節はもうすぐ
二度目の夏休みを迎えようとしてた
あれから…
少しだけ自分の変化に気づいた
気づいたきっかけは生田君…
「生田君、あのね…」
斗「いやいや(笑)斗真君、でしょ？ほら！」
「あのね、私の事は今まで通り、“櫻井”って呼んで欲しいの…なんか、うまく言えないんだけど…生田君の事も、下の名前で呼べない。簡単に呼んじゃいけない気がして…」
斗「松本になんか言われたの…？」
「潤は関係ないよ！なんか、慣れなくて…」
斗「じゃぁ、もっと呼べば、そのうち慣れるんじゃない？」
「違うの…やっぱり名前で呼ぶ事って、特別な事だと思って」
斗「そっか…じゃぁ櫻井にとって、アイツは特別なの？」
私にとって潤は…
「特別だよ…幼馴染だもん」
生田君は、私の足りない言葉でも
理解してくれたみたいだけど…
斗「まぁ、俺は諦めないよ？俺なりに頑張るから、これからも、よろしくね！」
俺なりに頑張る…？
何を？
まぁ、生田君は悪い人じゃないし
「うん、これからも友達としてよろしくね」
斗「あぁ、うん(笑)まぁよろしく」
そんなやり取りをして
なっちゃんにも報告した
菜「じゃぁ、Aは松本君の事が好きってこと？いつ、伝えるの？」
なっちゃんは目をキラキラさせた
「伝えるって？」
菜「好き、付き合ってって！」
「言わないよ？」
菜「なんで！？特別なんでしょ？」
「うーん、特別だけど…その付き合うとかってのは、考えた事なかったなぁ…」
なっちゃんは、はぁー、っと
ため息付いてたけど
その頃は、恋愛に関するあれこれに
まだ疎かった私は
この関係は変わることのないものだと思ってて
色んな感情を覚える前に
「好き」の２文字を伝えとけば…
だけど、それも私にとって必要な事だったのかなぁ…
久しぶりに4人で帰れる！ってなった日
相葉君が二人で帰りたい…と言ったらしく
潤と二人で帰る事になった
そしたら、今までずっと一緒に行ってた夏祭りに
一緒に行けないって言い出した
他の人行くのかな？って思ったら
大きな声がでちゃって…
だけど潤は私を宥めるように
説明してくれた
『宿題もちゃんと、やるんだよ？』
って言われて
あっ！そうか！今まで潤に頼りっきりだったから…
袖を掴んで、駄々をこねると
潤は目を反らした
最近、近づくと距離を置かれる…
なんでなんだろう…
私のこと、嫌になっちゃったのかな…？
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二葉（ふたば）(プロフ) - ゆかりさん» 読んでいただき、ありがとうございます(^^) (2018年7月20日 18時) (
レス) id: 90e6df2236 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - ニノしようちゃんの潤君愛してる (2018年7月15日 6時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
二葉（ふたば）(プロフ) - はるさん» はる様！早速ありがとうございます(^^)彼の方が好き好きだと、いつも以上に応援したくなっちゃいますよね(。-∀-)まだまだ、始まったばかりですので、これからの展開もお楽しみに！ (2018年7月7日 20時) (レス) id: 90e6df2236 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 二葉さん新作ありがとうございます！なんだか可愛い二人…男の子の方が好き好きなお話好きです！（好きが多い）これからどうなるのかとっても楽しみです！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: b3c5b647ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二葉(ふたば) | 作成日時：2018年7月4日 23時
