13◇誕生日会の由来◇ ページ13
「「A＆潤！ハッピーバースデー！！」」
潤ママと私のお母さんがノリノリで音頭を取ると
カンパーイ！と誕生日会が始まった
「ねぇ、潤…毎年思うんだけどさ、一応私達の誕生日会だよね？」
「あれ、お前達知らねえの？そっか、Aも潤もしーちゃんも生まれる前だからな…」
お兄が教えてくれた
「本当に偶然、二日違いって事がわかってさ。じゃぁ、毎年、誕生日会を口実に集まろう！って。表向きは誕生日会って言ってるけど、母さん達がただお喋りしたいだけなんだよ(笑)」
『じゃぁもし、俺が予定通り生まれてたら、この会じたい無かったのかな？』
潤が、寂しそうに呟いた
『俺、本当はもうちょっと早かったらしいから…』
「いや〜、それはどうだろな。あの母ちゃん達だから、二回誕生日会しましょ！とかなるぞ、たぶん(笑)」
確かにお兄の言うとおりだな
絶対、それぞれの誕生日会をすると思う
こそこそっと潤の妹のしーちゃんが近づいてきた
「あのさ、A
「へっ！？い、いないよ！」
「じゃぁ、好きな人は？ 」
「好きな人もいないかなぁ〜」
「えぇー、つまんない！恋バナ出来ると思ったのにー！もしかしてさ、潤兄のせいだったりする？」
「え？何で潤のせい？」
「だって、ずーっと付きまとってるじゃん！A
「そうかなぁ…」
潤の方を見ると、なにやらお兄と話し込んでる
高校生になったとたん
周りの友達が急に、大人っぽくなったと思う
誰が好きとか、あの先輩カッコいいとか…
何組の誰と誰が付き合ってるとか、告白されたとか
私もカッコいい！って思う人ぐらいいるけど
いまだに“好き”って感情が分からない…
「A！俺、友達んとこ行ってくるから、母さん達に言っといて」
お兄はバイクに跨がって、さっさと行ってしまった
しーちゃんも、いつの間にか家に帰ったみたい…
私のお父さんと話してた潤が、こっちに走ってきた
『A、今から海行かない？』
「えっ？いいの！？」
『翔パパに、ちゃんと許可もらってきたから。羽織るもの、取っておいでよ』
薄手のパーカーを羽織って玄関を出ると、潤はもう待っていた
『ほら、乗って』
自転車の後ろに乗って腰に捕まると、ゆっくりと走りだした
14◆心地いい体温◆→←12◆真ん中バースデーとプレゼント◆
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二葉（ふたば）(プロフ) - ゆかりさん» 読んでいただき、ありがとうございます(^^) (2018年7月20日 18時) (
レス) id: 90e6df2236 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - ニノしようちゃんの潤君愛してる (2018年7月15日 6時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
二葉（ふたば）(プロフ) - はるさん» はる様！早速ありがとうございます(^^)彼の方が好き好きだと、いつも以上に応援したくなっちゃいますよね(。-∀-)まだまだ、始まったばかりですので、これからの展開もお楽しみに！ (2018年7月7日 20時) (レス) id: 90e6df2236 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 二葉さん新作ありがとうございます！なんだか可愛い二人…男の子の方が好き好きなお話好きです！（好きが多い）これからどうなるのかとっても楽しみです！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: b3c5b647ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二葉(ふたば) | 作成日時：2018年7月4日 23時
