42◆未来の弟◆ ページ42
『どうして…かず兄が…』
「あれ？ふたりは知り合いなの？」
「俺の、舎弟」
「あはは、舎弟って」
「じゃぁ、未来の弟」
『ちょっ、かずにぃ！！！』
「えっ？違うの？」
フッと片方の口角をあげた
あれは、完全に楽しんでる顔だ…
「じゃぁ、松本君はじめるよー」
サッサッサッ＿
規則正しい音が聞こえてきて
しばらくすると
「ねぇ大野さん、これって話しかけて大丈夫？」
かず兄が、ゲームをやめてこっちに歩いてきた
「ん、いいよー。松本君が動かなければ」
「松本君って言いにくくない？」
「えぇー、じゃぁなんて呼ぼうか？あだ名とかは？」
『松潤とか呼ばれてますけど…』
「じゃぁ、まつずん」
「いや…大野さん、言えてないから(笑)」
俺も吹き出しそうになったのを
必死に我慢してたら
かず兄の一言で一気に引っ込んだ
「そういやお前、A以外に好きな女できたの？」
バッとかず兄の方を向いたら
「ほら、松潤前むいて」
大野さんに怒られた
「Aが言ってたぞ、クラスの子を呼び捨てしてたって」
『それは…同じ名字のやつがクラスに3人いて』
「あ、かずそれオイラの妹だよ」
「へ？そうなの？」
『そのうちの一人が、智さんの妹なの』
「かず、心配しなくてもだいじょーぶだよ。遥は彼氏いるから」
「あれ？じゃぁもしかして、俺らの妹って同級生か！」
「そーだね、その辺のはなし、してなかったなぁ。あっ、松潤終わったから動いていいよ」
引き出しから封筒を取り出して
「今日のバイト代ね」って渡してくれた
「ってことは、松潤はかずの妹と結婚すんのか」
『えっ！？』
「だって、さっき未来の弟って言ってたべ」
「そ！昔から決まってんのに、潤がグズグズしてて、今ライバル出現でちょっと危機なの」
『…でも、Aの気持ちを大切にしたいの！』
「松潤、急ぐことないよ。その気持ちを大切に。かずも松潤がいいんでしょ？」
「そりゃ、そこら辺の得たいの知れないやつより、潤がもらってくれた方が安心ですよ」
俺のことなんかそっちのけで
二人で盛り上がってて
次の日の月曜日
Aが呼び方の事を聞いてきて
かず兄は相談されたから
俺に確かめたんだなぁ…
なんだかんだ兄妹、仲いいなぁーって
かず兄が、お兄さんになるなら
俺は今すぐにでも
Aと結婚したいけどね…
浮かれてたら
いつの間にか雅紀達との待ち合わせ場所に着いていた
43◆変化にとまどいながら◆→←41◇チクチクからドキドキ◇
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二葉（ふたば）(プロフ) - ゆかりさん» 読んでいただき、ありがとうございます(^^) (2018年7月20日 18時) (
レス) id: 90e6df2236 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - ニノしようちゃんの潤君愛してる (2018年7月15日 6時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
二葉（ふたば）(プロフ) - はるさん» はる様！早速ありがとうございます(^^)彼の方が好き好きだと、いつも以上に応援したくなっちゃいますよね(。-∀-)まだまだ、始まったばかりですので、これからの展開もお楽しみに！ (2018年7月7日 20時) (レス) id: 90e6df2236 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 二葉さん新作ありがとうございます！なんだか可愛い二人…男の子の方が好き好きなお話好きです！（好きが多い）これからどうなるのかとっても楽しみです！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: b3c5b647ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二葉(ふたば) | 作成日時：2018年7月4日 23時
