恋に落ちた海賊２

甘いご褒美 ページ4

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コンコン



『入れ』



ドアを開けるとソファーに項垂れてる





「どうしたの？」



『うわぁっ！Aかよ』



天井を見ていた顔をこちらに向けると驚く臣



「タイミング悪かったかな…」



そう言って帰ろうとすると肩を掴まれ抱きしめられた




『どこにも行くなよ…』



なんか臣の様子がおかしい



「何かあったの？」


私の肩に頭を乗せながら小さく横に振る




「ねぇ！臣のためにケーキ作ったの！食べよ？」



そう言うと私をくるっと回転させ自分の方に向かせた





『ケーキもいいけど先にAを…』



「んんっ……」







ケーキよりとびきり甘いご褒美









「もうっ！せっかく作ったのに生クリーム溶けちゃったじゃん！！」



行為を終えケーキ見ると無残な姿になっていた





『俺らの熱気に耐えられなかったのかー』



そう言って生クリームを指ですくって舐める臣




『うまっ。』



「ほんと？」




『うん、Aが作ってくれたから美味しい』



そう言ってもぐもぐ食べてくれた




最初からケーキ先に食べてくれればよかったのに…





『ありがとな』




不器用だけど彼なりの優しさ。

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