恋愛ドラマティック２

57.いじいじ ページ8

「はぁーっ……」








始業式を終えて

クラスメイト達が

わいわいと帰っていく







だけど

あたしの恋心は

底無し沼に

沈んだまんま














麗「どうしたの？ため息ついて。」


南「どうせ、かずくんのことでしょ？」


「うぅー…」


麗「二宮？なんかあったの？」


「声、掛けたのに……無視、されちゃった…」


麗「マジ？やるねー、二宮!!」


「やっぱり、怒ってるのかなー…」


南「そうね、すっごく怒ってたもん、あの日。」


「えぇっ!?」


南「“須賀とはもう関わりたくない”って。」


「か…かかわりたく…な……
((((；゜Д゜)))」


南「ま、仕方ないわよね、自分が暴走してやったことなんだから。」


「だっ…て、ララが……」


南「まぁあたしはありがたかったけど？
あの日は、海に連れていって貰ったし。」


「えっ!?二人も海に!?」


麗「なんだか話が見えないけど、ララもそんなにAのこと苛めないの!!笑」


南「だってホントのことだもーん。」


「うぅぅーーっ！」


南「ねぇ、A。」


「なによう…」


南「実はあの日…」


「あの日？」


南「……ごめん、なんでもない。」


「もう！ララこないだからそればっか！泣」


南「……かずくんのこと、本気なら…」


「ん？」


南「あの人にだけは、負けないでね。」


「へ？」


南「あたしは、アンタなら、アンタだから、譲るんだから。」


「ララ？」


南「じゃあ、また明日。」











ララが

なんの話をしてるのか

ぜんぜん分からなかった




けど

なんとなく

早く、今すぐにでも

先生に

会いに行かなくちゃって

そう、思った

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