恋愛ドラマティック２

97.掲示板 ページ48

櫻「あの…ちょっとお時間頂けませんか？」






職員室にいた

二宮先生を呼び出して

誰もいない

会議室へやってきた











櫻「先日は、申し訳ありませんでした!!」


和「えっ、櫻井先生!?」


櫻「娘のことで、ちょっと…いや、かなり気が動転してしまって…
Aの気持ちと向き合ってやってほしい、なんて言っておきながら、先生に、勝手なことを…

本当に、申し訳ありません!!」


和「ちょっ…顔あげてください！
元はと言えば、俺がアイツに…」


櫻「ただ…」


和「…？」


櫻「もう少しだけ、待ってはもらえませんか？」


和「…」


櫻「もうじき、受験も控えていますし、教師と生徒、という立場もあります。
ですからせめて、卒業までは…」


和「分かってます。」


櫻「えっ…？」


和「分かってますから、安心してください。」














二宮先生の表情は

心なしか、

晴れ晴れとしていて

それが逆に

不安を煽る












櫻「あの、それはどういう…？」


教頭「櫻井先生！ここに居ましたか！」


櫻「どうしました、教頭…」


教頭「大変です!!今すぐ来てください!!」


























櫻「なっ……！」








すごい剣幕の教頭に

連れてこられたのは

校舎の前にある

掲示板で

鍵のかかったケースの中には

俺とAが

抱き合う写真と

ルリさんと３人で

帰宅する瞬間の写真で










教頭「この掲示板の鍵はまだ見つかりませんか!?」


先「今手分けして探していますが、まだ…」


教頭「とにかく急いでください!!

ホラ、君たちは早く教室に入りなさい!!」













写真の横には





学園のアイドル・櫻井先生に隠し子が!!





と書かれた紙も

ご丁寧に貼ってあった









和「なんで、櫻井先生まで…
アイツじゃないのか…？」









○「うっそ！マジで!?」


▲「えー！ショックー！」


□「あれ、3ｰAの須賀じゃね？」


×「どんなやつ？ちょっと見にいこーぜ!!」


















A……








A………！！

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