恋愛ドラマティック２

65.ナンパ？ ページ16

和「ぶはっ！お前、顔真っ赤!!笑」


「だ、だって…！」


和「なんか飲みもん買ってきてやるから、そこのベンチで座ってな？」


「あり…がとぉ…」












真っ赤な顔の

須賀をベンチに座らせて

近くにあった売店に行く






実は

喉がカラッカラなのは

俺の方で、

人前でキスした

気まずさとか

でも

キスせずにはいられなかった

男心とか

生徒に“手を出す”ことへの

罪悪感とか

リオの

あのコースターとか、




とにかく

いろんなことが

頭を駆け巡って

喉が、

カラッカラだ









さすがに無かった

いちごみるく





仕方なく

お子ちゃまなアイツに

オレンジジュースを買って

俺は…



あ、これを一緒に飲んだらまた

あの可愛い顔で

照れんのかな

なんて

イタズラ心が疼いて

コーヒーを買うのを

やめた









かかか間接キス!!(ﾉ∀`#)






とか

言うんだろうな

なんて想像したら可笑しくて

緩みっぱなしの口元を

手で隠すと、

須賀を座らせたベンチに

もうひとつの

大きな影が見える









おいおい、ナンパかよ。









俺より少し大きい後ろ姿に




和「おにーさん、うちのになんか用？」




って

イラつきを隠して

尋ねると



チャラチャラした

その背中が振り向いて

もんのすごい目力が

俺を捕らえた









和「あれ？アンタ……」


「あ、センセ！
潤くん、こちら二宮先生！
センセ、こちら潤くん！」


松「Aちゃんの家庭教師をしています、松本潤です。
初めまして！」


和「ども。」








　






外車に乗ってる、

素敵家庭教師の

潤くん、ね。

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