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聡くんは詳しく聞きたそうな様子だったけれど、撮影の準備を始めるからとメイクさんが楽屋に入ってきて話は終わった。それからは撮影もインタビューも順調に進み、夕方には聡くんとマネージャーの車に乗り込んでいた。


「じゃあ、ビスと一緒に勝利ん家行くね!」

「ん、気を付けてね」


 聡くんのマンションに先に寄ってから、俺のマンションまでマネージャーに送ってもらう。部屋に入ると、Aはまだ帰っていないようでチャイだけが嬉しそうに出迎えてくれた。


「チャイただいまー」


 わしゃわしゃと小さな頭を撫でて、リビングへと進んでいく。さて、聡くんが来るまでに部屋を片付けないと。


 あんまりリビングに物を置きたくない俺に気を使ってくれているのか、Aは自分の物をソファやテーブルに置きっぱなしにすることはなくて、一目見た感じでは女の子が住んでいるようには見えない。

 ソファの背もたれにかけっぱなしになっていたブランケットを畳んでいると、ベランダでパタパタと揺れる洗濯物が目に入った。


「……あ」


 そうだ、洗濯物。


 カラカラと戸をひいてベランダに出ると、すっかり乾いたタオルが風にはためいていた。これは取り込んでおかないと。

 バスタオルやシャツを白いカゴに放り込んで行く。俺のお気に入りのチェックシャツの隣には、Aの白いパーカー。乾いているか確認してハンガーから外すと、その隣の角ハンガーに吊るされている女性用の下着が目に入った。

 淡いピンクのそれは、確かにAっぽい。やっぱり女の子だからピンクが好きなのかな……そこまで考えて、慌てて目を逸らす。なるべく見ないようにして下着や靴下類を外すと、その前に干されていたバスタオルをカゴの一番上に被せて見えないようにした。


 何故か若干の疲労感を感じながら洗濯物を取り込み終えて、部屋の中に戻る。Aはいつも畳んでくれるから畳んであげたかったけど、カゴの中身を全部出すのも怖くて、自分の服だけ抜き取ると後はカゴに入れたままAの部屋に置いた。




 そうこうしているうちに、ビスを連れた聡くんが家にやって来て。一緒に散歩に行ったり買い物をしたりしてのんびりしていたら、バイトだったはずのAが帰って来たのだった。

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設定タグ:SexyZone , 佐藤勝利   
作品ジャンル:恋愛
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ハル(プロフ) - あかねこさん» ありがとうございます(*'▽'*)読んでくださるの嬉しいです!頑張ります〜( ´ ▽ ` )ノ (2021年1月4日 21時) (レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
あかねこ - あ〜〜続きが気になりすぎる!更新頑張って下さい!待ってます。絶対読みます〜♪ (2020年12月29日 11時) (レス) id: 14cacb4dbc (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 駿さん» なんて嬉しいお言葉……!ありがとうございます(*'▽'*)これからもきゅんをお届け出来るように頑張ります( ´ ▽ ` )ノ (2020年12月28日 21時) (レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
駿(プロフ) - セクゾの小説でこんなにきゅんきゅんしたの初めてです(;_;)更新楽しみにしてます! (2020年12月28日 17時) (レス) id: c2f4c5f056 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 真緒さん» コメントありがとうございます(*'▽'*)好きと言っていただけるのとても嬉しいです…!これからも楽しんでもらえるよう頑張ります! (2020年12月18日 21時) (レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年12月5日 0時

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