恋と憧れ３【0617*】 (ページ8)

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｢こんにちは！こちら良かったら｣

〇｢あ！ありがとうございます！凄く楽しいイベントでした！｣

｢ありがとうございます！｣

笑顔で帰っていくお客様に自然と私も笑顔が溢れる。

♡｢あの！｣

｢はい！どうか致しましたか？｣

♡｢私も！こんな素敵なイベント作りたいです！一緒に仕事したいので頑張ります！｣

｢え、あ、ありがとうございます!!｣

嬉しい、すごく。

私が二宮先輩に憧れを抱いたのと同じように、憧れをもってくれたこと

それが凄く凄く嬉しくて。

頑張ってきて、ホントに良かった。

｢お疲れ様でした！｣

□｢お疲れ様！Aさんのイベント凄く良かったよ！｣

｢ありがとうございます｣

片付けが終わり、お世話になったスタッフさんに声をかけてまわって控え室に向かった。

和｢Aちゃん｣

｢二宮先輩！お疲れ様でした！あの！二宮先輩のおかげでここまでこれたと言いますか！あの、全ては｣

和｢はいはーい、ちょっと待って、二宮さん褒めるの長くなる？なるよね？いっぱいあるもんね？じゃあ移動しよっか？｣

二宮先輩の冗談にふふって笑うと、｢ジョーダンだと思ってるでしょ？｣って笑われて。

ほら行くよって言って私の荷物を手に取って控え室を出てって。

｢え、ちょ、まってください！｣

さり気なく荷物全部持ってくれるあたり、ホント優しい。

待って。って言っても待ってくれないけど。