I'm in love with you ページ6
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玲｢お疲れーっす。おー、やってんねえ。｣
ミーティングもほぼ締めに差し掛かっていた時、ノック音とともに会議室の扉が開き、そこには両手に差し入れを持った玲於さんの姿が。
みんな口々に挨拶をし、キリが良いので今日の仕事を終えることとなった。
｢玲於さん、さっきはLINEありがとうございました！ちゃんと会えました！｣
玲｢知ってるわ！余計なこと言うなってAに怒られたもん。｣
｢Aさん、まだいますか？｣
玲｢あー、うん。まこっちゃん待ってるとか言ってたけど。｣
｢ええ！？｣
玲於さんの言葉に斜め前に座ってる当本人を見ると、ん？という顔で俺を見るまこっちゃん。
一緒に帰るとか？ていうかいつの間に？俺に何にも言ってくれないで抜け駆けとか、ずるくない？
｢まこっちゃんだけずるい。俺も一緒に帰る。｣
慎｢ああ、今日実家行くんですよ。俺のお父さんの誕生日だからご飯行こうってなって。｣
｢何その奥さんとの約束みたいな感じ…。｣
慎｢違いますよ、ほら、お父さんからしたらAも娘みたいなもんなんで、｣
｢奥さんだって義理の娘じゃん！｣
慎｢いや、違います。それは違わないけど、そういうんじゃないです。…もー、壱馬さん助けて、｣
壱｢は、俺！？いやいや、知らんし…｣
玲｢やっぱまこっちゃんには勝てないか、吉野くん。｣
天敵がこんなに強敵だなんて。まこっちゃんはAさんにとって特別な存在だから、勝ち目がないと言えばそうだ。
もちろん、お互いにそういう風に思っていないのはちゃんと分かってるんだけど、特別な存在だからこその距離感が羨ましいし妬ましかったりもする。
｢ちなみに俺も行くっていうのは、｣
慎｢無しですね。完全に無しです。｣
｢けち！｣
慎｢まず動機が不純過ぎるんでだめです。｣
玲｢まー、今回は諦めなさい。まこっちゃんはそろそろ行った方がいいんじゃないかい？｣
慎｢そうっすね、じゃあ北人さん、北人さんの分もAとたくさん話してきますね。｣
｢うわ、黒っ。ちょ、玲於さん聞きました！？やばくないですかこの子。｣
玲｢ちなみに俺は昨日二人で飯行ったけどね。｣
｢…もうみんな嫌いだ、｣
笑ってますけどね、そういうの、地味に傷付くんですよ。中々距離が詰められない俺にとって、そういうのが一番羨ましいんです。
けどみんな、絶対俺が本気じゃないと思ってるんだろうな。
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noa(プロフ) - おゆきさん» おゆきさん*コメントありがとうございます！そう言っていただけて、嬉しいです( ; _ ; )これからも少しずつですが更新頑張らせていただきます！ (2021年3月11日 22時) (
レス) id: fdd25be30d (このIDを非表示/違反報告)
おゆき(プロフ) - はじめまして！自分の好みの作品に出会えて感動してます！応援してます！更新頑張ってください〜！ (2021年3月11日 18時) (レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noa | 作成日時：2021年3月8日 18時
