甘く溶けた恋。12 ページ13
you side.
また玄樹との夜がやってきた
だけど、きっとこれが最後
明日は終業式
勝利が家に泊まりに来る
だから、夏が終わるまで玄樹とは寝れない
玄｢ 何ボーっとしてるの？ ｣
｢ あ、いや別に ｣
私は慌てて玄樹の隣に入る
そしたら腰に手を回されて、抱きしめられる
｢ … どうしたの？ ｣
玄｢ 今日で最後だから ｣
玄樹も同じこと考えてたんだ
でも、その考えはまるで
勝利が邪魔者だと主張してるようで気が引けた
｢ 玄樹は何を考えてるの？ ｣
思い切って質問をぶつけてみた
玄｢ 当ててみてよ ｣
まさかの返答だった
けど、いくら考えても本当にわからなかった
｢ わかんないよ ｣
玄｢ ま、わかるはずないよね ｣
また玄樹の口角が少し上がった
そして私の上へ乗った
お腹の上に座って、私を見下ろしてるかと思うと
手で私の頬を触って、顔を近づけてきた
うやうやしく私の髪の毛を触る
玄｢ … 俺は、いつも ｣
そして一気に近づく顔
唇が触れ合うまであと数センチまできた
その時玄樹が鼻で笑った
玄｢ … すると思った？ ｣
私は頭にきて玄樹を突き飛ばした
そしてベッドから降りて部屋を出た
頭に浮かぶのは玄樹
心にいるのは勝利
いつの間にか玄樹は私の中へ入ってきた
ずるいよ、こんなにさせといて
私は、玄樹のことが理解できない
窓から見える月は綺麗だった
暗闇に包まれた廊下は麗しく感じた
玄｢ 何で逃げるの？ ｣
玄樹の声で、現実に戻される
別に期待してたわけじゃない
ただ、あの時は何故かカッとなっただけ
｢ さっきは取り乱しちゃっただけ
もう夜遅いし、寝ようよ ｣
私は玄樹の返事を聞くこともなく布団に入った
そしてさっきと同じく腰に回される手
ただひとつ違うのはその力が強いこと
意地悪に私をからかったり、
急に切なそうになったり、
本当に玄樹は何を考えてるの
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
南 - この小説大好きです。これからも更新頑張ってください。 (2017年2月22日 16時) (
レス) id: bb46e3e750 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)晴美(プロフ) - この作品が占ツクの中で一番好きです！！とてもストーリーを書くのが上手ですね！！毎回見てうるっとしてキュンってします！！ホントに大好きな作品です！！これからも頑張って下さい！！更新楽しみにまってます！！ (2016年9月14日 2時) (レス) id: dec631871d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ色の季節 - 更新待ってます！頑張ってください(⌒▽⌒) (2016年7月29日 12時) (レス) id: 7050d29526 (このIDを非表示/違反報告)
美愛凛 - 更新楽しみにしてます☆彡応援してます (2016年7月18日 12時) (レス) id: c3ec3f50ad (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - すごく面白かったです！更新楽しみにしてます(*^^*) (2016年7月13日 23時) (レス) id: bff240ff99 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さっくー。 x他2人 | 作成日時：2016年6月12日 11時
