甘く溶けた恋。6 ページ7
you side.
朝、また3人で登校する
勝利はちょっと不機嫌
まあ理由はおそらく玄樹
勝「 ねえ、今日かき氷屋行こうよふたりで 」
ふたりでって付け加えたのは
玄樹を誘わないためだろう
玄樹を思うと少し気が引けたけど私は頷いた
休み時間、勝利も玄樹も女子に囲まれた
私は親友の麻衣と一緒にいる
白「 岩橋くんモテモテだね 」
「 だね 」
そう話してる時、玄樹は席を立ってこっちへ来た
そして私の袖を握る
玄「 怖い … 」
私の肩に顔を埋めて呟いた
私は、安心させるように背中をさすった
白「 えっ、女子苦手なの? 」
「 … そうみたい 」
白「 でも、何でAのところに? 」
「 それは … 」
私と玄樹くんが同棲してることは勝利以外知らない
というか知らせるつもりもない
玄「 … 俺はAの後ろの席だから、
いろいろ頼っちゃってるだけだよ 」
白「 あ、そういうこと 」
ナイスだよ玄樹
麻衣も納得してくれてよかった
神「 なあ、先生が合宿の班決めとけって 」
あ、すっかり忘れてた
地獄の勉強合宿 …
白「 A、一緒の班になろう 」
「 もちろん 」
玄樹は私をじっと見つめる
「 よし、玄樹も同じ班ね 」
玄「 やった! 」
その時頭にでこぴんをされた
痛くなかったから相手が誰かなんてすぐにわかった
勝「 俺のこと忘れてない? 」
「 今誘おうと思ってた 」
もちろん、勝利を忘れるはずがない
岸「 あ、俺もいい? 」
「 うん、もちろん 」
ムードメーカーの岸くんがいれば盛り上がりそう
その時気づいた
勝利が玄樹を睨んでることに
私が玄樹の前に出て勝利と目を合わす
「 玄樹じゃなくて私を見てよ 」
周りに聞こえないようにそっと勝利に囁いた
みるみる赤くなる顔
その瞬間肩に手を乗せられて、
後ろへ振り向かせられた
玄「 俺も見てよ 」
勝利に聞こえないような声で私に囁く君は、
さっきまでの気弱そうな面は跡形もなく消えていた
243人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
南 - この小説大好きです。これからも更新頑張ってください。 (2017年2月22日 16時) (レス) id: bb46e3e750 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)晴美(プロフ) - この作品が占ツクの中で一番好きです!!とてもストーリーを書くのが上手ですね!!毎回見てうるっとしてキュンってします!!ホントに大好きな作品です!!これからも頑張って下さい!!更新楽しみにまってます!! (2016年9月14日 2時) (レス) id: dec631871d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ色の季節 - 更新待ってます!頑張ってください(⌒▽⌒) (2016年7月29日 12時) (レス) id: 7050d29526 (このIDを非表示/違反報告)
美愛凛 - 更新楽しみにしてます☆彡応援してます (2016年7月18日 12時) (レス) id: c3ec3f50ad (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - すごく面白かったです!更新楽しみにしてます(*^^*) (2016年7月13日 23時) (レス) id: bff240ff99 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さっくー。 x他2人 | 作成日時:2016年6月12日 11時