恋する乙女 *短編集*

「これからずっと」 菊池涼介 ページ9

菊池side






菊池「結婚してください！」


『よ、よろしくお願いします』


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プロポーズをOKされてから数日後。






菊池「A、買い物行こ」


『どこにー？』


菊池「ひみつ」







俺は何も言わず、Aを車に乗せた。

車を走らせること十数分。
目的地にたどり着いた。








『ここって...』


菊池「指輪買おっか」








指輪とかネックレスが店の照明に照らされ、キラキラと輝いていた。









『可愛いのがいっぱいあるね〜』


菊池「これとかどう？」


『かわいい〜....え！？めっちゃ高いじゃん！』







指輪の前に置いてある値段の書かれた紙を見ると、思っていた以上の値段が書かれていた。









菊池「これからずっとつけるものだし、良くない？」


『いやっ、もうちょっと値段の低いやつにしようよ...』


菊池「値段のことは気にせずに、Aがいいなって思ったものを選んでいいよ」


『でも....』


菊池「でもじゃない〜！これくらい、させてよ」


『...うん。ありがとう』









ちゃんと、私のことを思ってくれてる。そう思える言葉だった。



“ これからずっと ”

結婚式より先に、永遠の愛を誓った気分。






『あっ』






パッと指輪の方に目を向けると、ひとつだけ他のものとは違う輝きを放つ指輪を見つけた。


これだ。







『これ、どう？』


菊池「これでいいの？」


『うん。これがいいの』







選んだのは、シンプルなもの。
ひとつの小さなダイヤが埋め込まれている指輪。

派手ではないが、目を惹かれる。







菊池「このダイヤ、Aみたい」


『そうかなぁ？』


菊池「飾らないのに綺麗なとこがAみたい」




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瞳さんリクエスト

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全然更新してなくて、すみませんでした！

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