恋する乙女 *短編集*

「プレゼント」 菊池涼介 ページ4

Aside







『お疲れ様でした〜』







私は、球団職員としてマツダスタジアムに勤めている。








『あっ、菊池さん』


菊池「お、お疲れ」


『お疲れ様です』







ドアの前に菊池さんが立っていた。







菊池「これ、あげる」


『何ですか...？』


菊池「今日誕生日だろ？」


『はいっ』


菊池「だから、プレゼント」


『覚えててくれたんですか！』


菊池「べ、別に！たまたま知ってただけで」








渡し方が少し雑かったけど、とても嬉しかった。

選手に祝われるの、初めてかも。


可愛いラッピングに包まれている。









『中、見てもいいですか？』


菊池「いいけど」


『うわぁぁ』








中に入ってたのは時計だった。

最近、お気に入りの時計を壊してしまったから、丁度いい！








『時計、ほしいと思ってたんです！
ありがとうございます！』


菊池「最近、してなかっただろ？」


『なにをですか？』


菊池「ずっとつけてた白い時計」


『気づいてたんですか！？』


菊池「き、気づいたわけじゃねーし」


『よく見てるんですね』









菊池さんの頬がほんのり赤く染まる。
それを隠すように、右手で顔を覆った。








『私、そろそろ帰りますね』


菊池「お、おう！」


『これ、ありがとうございました！
大切にしますね！』


菊池「じゃあ」


『お疲れ様でした〜』






.



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アイスさんリクエスト

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これ、ツンデレになってますか？
これをこうしたらツンデレになるよ！っていうのがあったら、コメントください。

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