恋する乙女 *短編集*

「子供みたい」 菊池涼介 ページ1

Aside






田中「Aちゃん、久しぶり」


『久しぶり！』


田中「あれ、キクは？」


『なんか、汗の匂いが気になるらしくて、着替えてくるって』


田中「へぇ」








広輔さんとたわいもない話をしていると、向こうからダッシュで涼介が来た。









菊池「ごめん、遅くなっちゃって」


『大丈夫だよ。広輔さんと話してたから』


田中「楽しかったね」









広輔さんと笑顔で向き合った。
すると、広輔さんの頭にチョップが飛んできた。









田中「痛っ！」


菊池「Aに近づくな！」









私の肩を引き寄せて、そう言った。









菊池「Aは俺のもんだから〜」


『やめて、恥ずかしい...』


菊池「いいだろ？本当のことだから」


田中「イチャイチャすんの、やめてくれる？」


菊池「やだ！」









子供みたいに、ほっぺを膨らました。








『広輔さん、涼介っていつもこんな感じ？』


田中「うん」


『迷惑かけてたりする？』


田中「迷惑はかけてないよ。キクのおかげてチームの雰囲気も明るくなるからね」


『よかったぁ...』









涼介に聞こえないように広輔さんと話した。









菊池「何コソコソしてんのー？」


田中「キクには関係ないことだから」


『うん、気にしないで』


菊池「怪しいっ！」




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瞳さんリクエスト

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