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?「お前はなんで何度言ってもわかんねぇんだよ!!!」
そういって、私を殴るのは彼氏の佐藤新。
怒られてる理由も、夕飯を食べている最中にお箸を落としてしまい、その音が気に入らなかったらしい。
たかがそんなことで。
と思うかもしれないが、彼にとっては重大なこと。
彼が気に食わないものは気に食わない。
それがこの家のルールである。
「ご...めんなさ、い...」
私は今日も、自分の感情を殺し、この牢屋のような場所で生きている。
佐藤「わかんないなら、分かるまで苦しめ」
といって、馬乗りになり、私の首に手をかけグッと力を入れ始めた、
どんなにもがいても力が弱まらない。
命の危機を感じた私は、スキをついて彼のそこを思いっきり蹴りあげ、財布とスマホだけ持って街へ駆け出した。
不幸中の幸いなのか、エレベーターが丁度着き急いで乗る。
1と書かれたボタンを押し閉まるボタンを連打した。
「はやく...!!!はやくして...!!!!!」
"逃がさねぇぞ"という声がかすかに聞こえ、エレベーターは下がっていった。
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作者名:yume.。 | 作成日時:2022年8月29日 23時