恋は思案の外。3

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注文したランチプレートを
目の前にして手を合わせ、



チーズがとろけているホットサンドに
手を伸ばす。








んん〜！！
大声で叫びたいぐらいに、美味しい。




さすがに一人で来てる女が
急に、



「美味しいぃぃぃっ！！！！
作った人に御礼申しあげたいっ！！！」



なんて叫び出したら
警察沙汰になりかねないので


黙って美味しさを噛み締める。






二口目にかぶりつこうとして
ふと、外に目をやると




通りの向こう側を歩くカップルに
自然と目がいった。








「…………あ、、、岩田、」








二口目は口に入ることなく
ホットサンドを持ち上げた手は


そのままカウンターへと降ろされた。






岩田の隣で嬉しそうに歩く女の子は

私の知らない子で、




仲良く談笑しながら歩く二人は
端から見たら本当にお似合いのカップルで



岩田の顔を見ながら
ニコニコと話す女の子は

おもむろに岩田の腕に
自分のそれを絡めて



密着しながら通りの奥へと
消えて行った。









「、、、っ、私には関係、ないし。」







一旦は口から離れていった
ホットサンドを、


一口目よりも
さらに大きく開いた口で頬張る。









やるな、岩田。




コートの上からでもわかるほどの、







巨乳ちゃんゲット。






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