キンプリの華

▽~ホテルでのんびり~ ページ46

水無月side

…もう、朝なんだ…

ジンはどこにいるんだろう？


ガチャッ


その瞬間に、ジンがシャワールームから出てきた。

神宮寺「A、おはよう。気分はどう？」

『良いとも、悪いとも言えない。』

…そういえば、昨日泣いたんだっけ？

それから、ジンに抱き締めてもらって…

『ジン！』

神宮寺「(笑) 突然どうしたの？そんなに大きな声を出しちゃって。」

『…その…昨日は…ありがとう…』

神宮寺「気にしてるの？別に良いのに(笑)」

…優しいなぁ…

神宮寺「…そういえば、今日は、ホテルでのんびりすることになったから。」

ディズニーシーに行けないんだぁ…

行きたかったなぁ…

神宮寺「そんな顔するなよ！良いじゃん！そのおかげで、イチャつけるんだし？」

…皆さん、ご想像ください。

髪の毛が濡れているイケメンが、優しく笑いかけながら彼氏発言をしています。

破壊力！

『…どっから、そういう考えが出てくるの？』

神宮寺「ん〜、素？元からって感じ。まぁ、今日は、大人しく過ごしましょ！」

ヤバイって！

ニッコリ笑いかけてくれたと思ったら、頭ポンポンだよ！

私、今日が命日だわ…←


ドンドンッ


神宮寺「誰だろうね、こんな朝早くから。迷惑なんだけど…」

ジン、ストレート過ぎ！

ジンが、ドアのチェーンを掛けたまま開く。

神宮寺「何の用？こんな朝早くから。」

ジン！

さっきまでの、王子様スマイルはどこに行った！

あからさまに、不機嫌じゃん！

ってか、誰が来たんだろう？

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