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Y_side
祐「まっすーそろそろ休憩だって」
貴「わかった」
今からお昼休憩。
いつも通り仕事用のものを全部自分のロッカーに入れて、休憩部屋へと入る。
ここの休憩部屋はその名の通り職員が休憩するためのスペースなわけだけど、
コーヒーメーカーがひとつ置いてあるだけの、殺風景な灰色の部屋。
貴「手越、コーヒー入れてあげる」
祐「あ、サンキュ」
…珍しー。
何となく不思議な空気が流れる中、静かにコーヒーのコポコポという音だけが部屋に響いた。
でも何だろ、この感じ。
変な空気じゃない、嫌な雰囲気じゃない。
なんか、あったかくて、じーんと来る感じ。
貴「俺ね、」
祐「うん」
コト、とコーヒーカップを机に乗せたまっすーは
目線をそのままに、静かに口を開いた。
貴「みんなに迷惑かけてきたから、ちゃんと恩返しをしたいんだ」
ちょぴり照れくさそうに言うまっすーは、心の奥底まで見えてしまうくらいに純粋な瞳をしていた。
ちょっと不安そうで、だけど自信は強く持って。
祐「ん、そっか」
恩返しを受け取る側として、多分まっすーにはこの返しが1番よかった。
まっすーのことを「迷惑」だとは1度も思ったことはないけれど、ここは一旦否定せずに受け止めるのが正解だと思う。
だって、今まっすーは変わろうとしているんだから。
無理に止めちゃいけない。
祐「ありがと、まっすー」
「頑張れ」とかじゃない。
応援は心の中で。伝えるのは感謝だけ。
頑張っている人に、頑張れと言ってはいけない。
貴「はいどーぞ」
祐「いただきまーす、
……美味し！」
貴「大袈裟だなぁ」
まっすーは「大袈裟だ」と笑うけれど、だって本当に美味しいんだもん。
何故か特別、格別な味がしたんだ。
.
休憩時間はあっという間だった。
店長「2人とも有難いよ。本当は休みなのに来てくれて」
祐「いえいえ！大丈夫っすよ！」
貴「俺ら暇なんで笑」
まっすーの冗談と共にハハハ、と店長含め3人で笑った後、またせっせと働いた。
今日もたくさんのお客様が来てくれたけれど俺はこの仕事が好きだから、疲れた、忙しいなんて思わない。
だけどまっすーは多分違う。
この仕事が好きかどうかきいたら多分、まっすーは首を横に振るんだ。
.
.
まっすーと一緒に、美容師になるための専門学校に通っていた頃。
俺はずっとあのまっすーの言葉を忘れない。
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さたけ(プロフ) - そう言っていただいてとても嬉しいです！応援してます！！ (2018年2月12日 18時) (
レス) id: 60acb141fb (このIDを非表示/違反報告)
しょーやま。(プロフ) - さたけさん» ありがとうございます!!いえいえ、むしろドンドンコメントお待ちしております（笑）今日でようやく忙しい日々が終わりまして、これからは更新速度もアップしそうです。応援ありがとうございます、これからも宜しくお願いします！！ (2018年2月12日 17時) (レス) id: 3123dec0a8 (このIDを非表示/違反報告)
さたけ(プロフ) - 更新嬉しいです！本当に楽しませていただいてます！気持ちが抑えられず、何回もコメントしてしまいすいません笑笑これからも頑張ってください！！ (2018年2月4日 20時) (レス) id: 60acb141fb (このIDを非表示/違反報告)
しょーやま。(プロフ) - さたけ(¨)さん» しばらく更新出来ず、すみません。さたけさんのコメント、とても励みになりました。本当にありがとうございました(；；)これから更新出来るように頑張ります!! (2017年12月27日 22時) (レス) id: 3123dec0a8 (このIDを非表示/違反報告)
さたけ(¨)(プロフ) - 続きがとても気になります！！素敵です。とても楽しみにしてます。がんばってください！！ (2017年12月9日 11時) (レス) id: 60acb141fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょーやま。 | 作成日時：2017年11月11日 21時
