四十話 ページ41
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「･･････なるほど。よく分かりました」
会議室に連れていかれ、幹部も強制召集された。
そこで問題に上がっている僕が立たされ、スクアーロとベルから事情が説明された。
勿論ここへ来て住み込むまでの経緯であり、前世云々は関係無い。ノートのことも伏せてもらった。
目の前でため息を吐いているオッタビオさんは、僕にきいた。
「で、貴方はどこの家の子供ですか？ザンザスと知り合いということは、マフィア関係でしょうか」
･･･なんかこの人、嫌いだ。
演技っぽいというか、嘘臭いというか。
ベルに聞いた話だと、二年前とある事件で裏切って、自分だけ本部で活躍しているらしい。
二年前のは揺りかごだろうが、そうか、あれが失敗したのは、この人のせいだったのか。
賢い人なんだろう。そしてずるがしこい。
僕を利用しようとか考えているんじゃないか。なんとなく、そう感じる。
まぁ今ここを取り仕切っているのはこの人らしいし、追い出されても困る。
本当のことを言ってもいいか。
『獄寺A･･････名字で分かんないの』
そう言うと、オッタビオさんはもしかして、と、父さんと父さんのファミリーの名前を言った。
やっぱり知ってた。そりゃあ前触れなく跡取り息子がいなくなれば、少しは騒ぐか。
弱味になるから恐らくそんなに広まってはいないだろうが、ボンゴレには届いているんだろう。
まいったな。このままじゃ、本部に連れていかれて家に戻ることになる。
「･･･貴方がどんな事情があって家を出たのか知りませんが、一度本部に連れていきます」
やっぱり。
『どうして？僕なんかを連れていったところで大した手柄にはならないよ。
･･････それとも、ザンザスの知り合いだから？
9代目の息子のお友達を無事連れて帰りましたって、ザンザスブランド？』
ただの同盟ファミリーの跡取りと、息子の友人じゃ全然違う。
僕に“ザンザスの友達”という肩書きがつくだけで、周りの見る目は変わる。
利用しようとするやつはいるし、ザンザス本人がいないんだから。
オッタビオさんは、僕の問いかけに少し顔をしかめたあと、もう一度本部に連れて行きます、と言った。
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ART - リツさん» ありがとうございます！！･･･誰落ちになるんでしょうね･･･？作者にも分かりかねます(笑)選択肢増えるように頑張ります･･･!! (2015年4月3日 19時) (
レス) id: 1d5e9ac749 (このIDを非表示/違反報告)
リツ - 物凄く面白かったです。更新頑張ってください！将来的にベルとくっつくのか他の人とくっつくのか楽しみです。 (2015年4月2日 15時) (レス) id: 8c87cebd05 (このIDを非表示/違反報告)
ART - なっちゃんさん» マンガ入ってしばらくしたらアンケートとろうと思っています。その時は是非投票してください！読んでくださってありがとうございます！！ (2015年3月22日 19時) (レス) id: 1d5e9ac749 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - これって落ちあるんですかね？あるんでしたら希望してもいいでしょうか？ (2015年3月15日 20時) (レス) id: c0e3f0e80b (このIDを非表示/違反報告)
ART - 黒兎@minamiさん» 直しました。ご指摘ありがとうございました！！ (2015年3月15日 17時) (レス) id: 1d5e9ac749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ART | 作成日時：2014年12月30日 11時
